イラク ISから逃れた学生の仮校舎完成
過激派組織IS=イスラミックステートとの戦闘が続くイラク中部の都市、ファルージャから逃れた学生たちに勉強を再開する場所を提供しようと、日本などの支援で仮の校舎が首都バグダッドに造られ、記念式典が行われました。
今回、日本と国連の支援で造られたのは、ISが町を支配したことによって校舎が使えなくなっているファルージャ大学の仮校舎です。
完成を祝って、23日にはバグダッドで地元政府や日本大使館などの関係者が出席して記念式典が行われました。この中で、ファルージャ大学のイブラヒム副学長は「学生たちが学問の世界に戻り、ISに破壊された町を復興するチャンスをもらったことに感謝したい」とあいさつしました。ファルージャを逃れた学生の一部は、バグダッドにある別の大学の校舎を借りて勉強を続けていますが、ほかの地域への避難を余儀なくされた学生も多くいることから、今回、学生寮も新たに建てられました。
バグダッドにある日本大使館の三宅浩史公使は「ISとの戦いという国難に直面するなかで、学問を続けていける環境作りに貢献したい」と話していました。
ファルージャを巡っては、今月17日に、イラク軍が奪還に成功したと宣言しましたが、その後も、住民に紛れたISの戦闘員との攻防が続いています。
完成を祝って、23日にはバグダッドで地元政府や日本大使館などの関係者が出席して記念式典が行われました。この中で、ファルージャ大学のイブラヒム副学長は「学生たちが学問の世界に戻り、ISに破壊された町を復興するチャンスをもらったことに感謝したい」とあいさつしました。ファルージャを逃れた学生の一部は、バグダッドにある別の大学の校舎を借りて勉強を続けていますが、ほかの地域への避難を余儀なくされた学生も多くいることから、今回、学生寮も新たに建てられました。
バグダッドにある日本大使館の三宅浩史公使は「ISとの戦いという国難に直面するなかで、学問を続けていける環境作りに貢献したい」と話していました。
ファルージャを巡っては、今月17日に、イラク軍が奪還に成功したと宣言しましたが、その後も、住民に紛れたISの戦闘員との攻防が続いています。