メルケル首相「イギリスのEU残留望む」

メルケル首相「イギリスのEU残留望む」
EUからの離脱の賛否を問うイギリスの国民投票について、ドイツのメルケル首相は23日、ベルリンで記者会見し、「イギリス国民がEUにとどまる決断を下すことを望んでいる」と述べ、残留を改めて支持しました。
記者会見では、「EUは改革を求められているのではないか」という質問もあり、メルケル首相は「改革に向けた協議はEU加盟28か国で進められるべきだ。もしイギリスが離脱すれば、残った27か国で進めることになる」と述べました。そのうえで、「個別のグループで物事を決めるつもりはない」と述べ、ドイツやフランスなど一部の国だけでEU全体の方針を決めるのではなく、加盟国の一致した対応を重視する姿勢を示しました。