北朝鮮のミサイルが運用段階に入る可能性 米専門家
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アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所のトーマス・カラコ博士は、北朝鮮が新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射試験を成功させたという見方を示したうえで、日本全土やアメリカ軍の基地があるグアムを射程に収めるムスダンが運用段階に入る可能性があると分析しています。
この中でカラコ博士は、「飛行距離よりもミサイルにどれだけのエネルギーが込められていたかが重要な問題だ」としたうえで、高度が1000キロを超えたとされる今回の飛行状況などから、「日本各地の軍事基地やグアムを射程に収められるムスダンの発射試験を成功させたことは明らかだ。これは重大な問題だ」と述べました。
そのうえで「これまでは見せかけのシステムだったが、今は実証されたシステムであり、運用できる能力があると考えなければならず、もはや冗談として切り捨てていい問題ではない」と述べ、今回の試験を受けて、ムスダンが運用段階に入る可能性があると分析しました。
さらに「北朝鮮のメッセージは明確で、軍事施設だけでなく人口が集中する都市を狙える能力があると示したということだ」と述べ、日本やアメリカに脅威を突きつける意図があるという考えを示しました。
また、北朝鮮は大がかりな弾道ミサイル計画を持っており、今後も性能の向上に向けて発射試験を繰り返す可能性があるとして、日本、アメリカ、韓国3か国のミサイル防衛協力の重要性が増すという見解を示しました。
そのうえで「これまでは見せかけのシステムだったが、今は実証されたシステムであり、運用できる能力があると考えなければならず、もはや冗談として切り捨てていい問題ではない」と述べ、今回の試験を受けて、ムスダンが運用段階に入る可能性があると分析しました。
さらに「北朝鮮のメッセージは明確で、軍事施設だけでなく人口が集中する都市を狙える能力があると示したということだ」と述べ、日本やアメリカに脅威を突きつける意図があるという考えを示しました。
また、北朝鮮は大がかりな弾道ミサイル計画を持っており、今後も性能の向上に向けて発射試験を繰り返す可能性があるとして、日本、アメリカ、韓国3か国のミサイル防衛協力の重要性が増すという見解を示しました。