北朝鮮 戦略弾道ミサイルの発射実験に成功と発表
k10010567581_201606230731_201606230732.mp4
北朝鮮は23日朝、国営メディアを通じて、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、戦略弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表しました。北朝鮮が22日、東部から発射した新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる2発のうち、1000キロを超える高度に達した2発目を指しているとみられます。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信が23日朝、伝えたところによりますと、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、戦略弾道ミサイル「火星10号」の発射実験が行われ、ミサイルは「高度1400キロ余りまで上昇し、400キロ先の目標水域に正確に着弾した」ということです。
発射実験が行われた日時や場所など詳しいことは明らかにしていませんが、北朝鮮は22日、東部のウォンサン(元山)付近から、アメリカ軍の基地があるグアムに達するとされる、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる2発を相次いで発射しており、このうち1000キロを超える高度に達した2発目を指しているとみられます。
発射を見届けたキム委員長は「太平洋の作戦地帯の中にあるアメリカのやつらを、全面的かつ現実的に攻撃できる確実な能力を持つことになった。ミサイルが大気圏に再突入する際の弾頭部分の耐熱性と飛行の安定性も検証された」と述べ、アメリカの軍事力に対抗するうえで、みずからのミサイル技術が大きく向上したと強調しました。
そのうえでキム委員長は「アメリカによる核の脅威に対して、核攻撃能力を強化しなければならない」と述べ、今後も核・ミサイル開発を推し進めていく姿勢を改めて鮮明にしました。
発射実験が行われた日時や場所など詳しいことは明らかにしていませんが、北朝鮮は22日、東部のウォンサン(元山)付近から、アメリカ軍の基地があるグアムに達するとされる、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる2発を相次いで発射しており、このうち1000キロを超える高度に達した2発目を指しているとみられます。
発射を見届けたキム委員長は「太平洋の作戦地帯の中にあるアメリカのやつらを、全面的かつ現実的に攻撃できる確実な能力を持つことになった。ミサイルが大気圏に再突入する際の弾頭部分の耐熱性と飛行の安定性も検証された」と述べ、アメリカの軍事力に対抗するうえで、みずからのミサイル技術が大きく向上したと強調しました。
そのうえでキム委員長は「アメリカによる核の脅威に対して、核攻撃能力を強化しなければならない」と述べ、今後も核・ミサイル開発を推し進めていく姿勢を改めて鮮明にしました。