日立会長「英新政権と関係構築目指す」
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イギリスの国民投票を受けて、イギリスに鉄道車両の工場を持つ日立製作所の中西宏明会長は、今後の事業展開のカギを握るイギリスの新政権との関係の構築に、全力を尽くす考えを示しました。
この中で中西会長は「イギリスのEU離脱はイギリスだけの問題ではない。ヨーロッパ全体が不安定になるので本当によくないことだ。為替のリスクについても、EUという共同体の中ではある程度安定しているという信頼感があったが、今後は新たな関税がかかってこないかなど今後の動向を注視したい」と述べました。
そのうえで「これまではキャメロン首相と直接会話をしてきたが、首相が代わってしまうので、そういう人間関係をもう一度作り直していかなければならない」と述べて、今後の事業展開のカギを握るイギリスの新政権との関係の構築に全力を尽くす考えを示しました。
日立が120億円余りを投じて北部のニュートン・エイクリフに建設した鉄道車両の工場には、キャメロン首相が去年9月の記念式典に出席したほか、国民投票を控えた今月9日に視察に訪れるなど、今の政権とは良好な関係を築いていました。
そのうえで「これまではキャメロン首相と直接会話をしてきたが、首相が代わってしまうので、そういう人間関係をもう一度作り直していかなければならない」と述べて、今後の事業展開のカギを握るイギリスの新政権との関係の構築に全力を尽くす考えを示しました。
日立が120億円余りを投じて北部のニュートン・エイクリフに建設した鉄道車両の工場には、キャメロン首相が去年9月の記念式典に出席したほか、国民投票を控えた今月9日に視察に訪れるなど、今の政権とは良好な関係を築いていました。
トヨタ「事業への影響を検証したい」
一方、イギリス中部の都市ダービーにヨーロッパの主力工場を持つトヨタ自動車は、「今回の決定による事業への影響については、競争力維持や持続的成長の観点から英国の自動車産業やステークホルダーとともに今後の動向を注意深く見守りながら検証していきたい」とコメントしています。
ホンダ「引き続き欧州でビジネス続ける」
イギリス南部のスウィンドンにヨーロッパの生産拠点となる自動車工場を持つホンダは「イギリスがEUから離脱することで、ビジネスの環境がどのように変化するのか現時点で明確ではないので、今後の展開を注視していく。ホンダは、引き続き欧州地域でのビジネスを続けていく」とコメントしました。