英中銀2500億ポンド準備 動揺する金融市場に対応
EUからの離脱を選択したイギリスの国民投票の結果を受けて動揺する市場に対応するため、イギリスの中央銀行イングランド銀行のカーニー総裁は、2500億ポンド、日本円で30兆円以上の規模の資金供給の用意があることを明らかにしました。
国民投票の結果を受けて、イングランド銀行のカーニー総裁は声明を発表し、「イギリスがEU=ヨーロッパ連合や、そのほかの世界の国々と新しい関係を築くには時間がかかるだろう。その間、市場や経済の変動が大きくなることも予想される」と述べ、当面、金融市場が不安定になり、イギリス経済は低迷するおそれがあるという認識を示しました。
そのうえでカーニー総裁は、「市場の安定のために必要であれば、ちゅうちょなく追加の措置を取る」と述べるとともに、2500億ポンド、日本円で30兆円以上の規模の資金供給の用意があることを明らかにしました。
国民投票の結果を受けて外国為替市場ではイギリスの通貨ポンドがドルに対して31年ぶりの安値水準まで急落するなど、金融市場には動揺が広がっています。
そのうえでカーニー総裁は、「市場の安定のために必要であれば、ちゅうちょなく追加の措置を取る」と述べるとともに、2500億ポンド、日本円で30兆円以上の規模の資金供給の用意があることを明らかにしました。
国民投票の結果を受けて外国為替市場ではイギリスの通貨ポンドがドルに対して31年ぶりの安値水準まで急落するなど、金融市場には動揺が広がっています。