中国株は大きく下落 英国民投票受け
イギリスの国民投票で、公共放送BBCなど現地のメディアが離脱の票が多数を占めることが確実になったと伝えるなか、中国の主な株式市場ではリスクを避ける動きから売り注文が広がり、香港で代表的な株価指数が5%近く下落したほか、上海市場でも株価が下落しています。
香港の株式市場では取引開始直後から売り注文が広がり、代表的な株価指数のハンセン指数が一時、23日の終値より4.9%下落しました。
また、上海市場でも代表的な株価指数の総合指数が23日の終値に比べて一時1.6%下落しました。
これはイギリスの国民投票で離脱が優勢だという見方から投資家の間でリスクを避ける動きが広がっていることによるものです。
市場関係者は「イギリスがEUから離脱すればユーロ圏の経済が不安定化し、イギリスと関係が深い香港をはじめ、中国経済の先行きにも影響が避けられないという見方が強い。開票の行方を見ながら神経質な取り引きとなっている」と話しています。
また、上海市場でも代表的な株価指数の総合指数が23日の終値に比べて一時1.6%下落しました。
これはイギリスの国民投票で離脱が優勢だという見方から投資家の間でリスクを避ける動きが広がっていることによるものです。
市場関係者は「イギリスがEUから離脱すればユーロ圏の経済が不安定化し、イギリスと関係が深い香港をはじめ、中国経済の先行きにも影響が避けられないという見方が強い。開票の行方を見ながら神経質な取り引きとなっている」と話しています。
アジアで株安・通貨安進む
24日のアジアの株式市場は、イギリスの国民投票の結果を受けて全面安の展開となり、代表的な株価指数は23日の終値に比べ、オーストラリアで3.1%値下がりしたほか、香港で2.9%、シンガポールで2%下落しました。
また、アジア地域の新興国通貨も売りの展開となりマレーシアのリンギットやシンガポールドルがドルに対して、23日より1%から2%ほど値下がりしました。
市場関係者は「世界経済の先行きが不透明感を増していることからアジアでは保有する株などの資産を売ってドルを買い戻す動きが強まり、株安と通貨安が同時に起きている。ほかの地域に比べればイギリスとの取引量が少ないものの、当面はリスクを避ける動きが続くのではないか」と話しています。
また、アジア地域の新興国通貨も売りの展開となりマレーシアのリンギットやシンガポールドルがドルに対して、23日より1%から2%ほど値下がりしました。
市場関係者は「世界経済の先行きが不透明感を増していることからアジアでは保有する株などの資産を売ってドルを買い戻す動きが強まり、株安と通貨安が同時に起きている。ほかの地域に比べればイギリスとの取引量が少ないものの、当面はリスクを避ける動きが続くのではないか」と話しています。