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「ガリガリ君を収支報告書に計上していた」 山本太郎、党首討論で突如「安倍攻撃」

J-CASTニュース 6月25日(土)18時17分配信

 参議院選挙が2016年6月22日に公示されてから最初の党首討論が24日、報道番組「NEWS23」(TBS系)で開かれたが、ここでも「政治とカネ」の話を巡りヒートアップする場面があった。

 生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎氏が安倍晋三首相に対し、「ガリガリ君」の購入を収支報告書に計上していた、などと突如追及を始めたのだ。安倍首相は「個人攻撃じゃないか」と反論、きまずい空気が流れた。

■「セコさでは、安倍総理も舛添さんに負けず劣らず」

 党首討論では序盤、アベノミクスへの評価、10%への消費増税再延期といった、参院選の争点を議論した。司会の星浩氏から「発言は私が当てた方1人ずつ、1回1分まで」というルールが伝えられたこともあり、9党首は一定の冷静さを保っていた。

 異変が起きたのは後半を少し過ぎた辺り。前東京都知事の舛添要一氏が政治資金の公私混同問題で6月21日に辞職したこともあり、テーマが「政治とカネ」に移った。

 星氏に水を向けられた山本氏が、「舛添さんの問題は『非常にセコかった』ということを日本中が共有した問題だったと思うんですね。政治資金が政治活動に関係あるのかということに使われたことに関しても、非常にみなさん怒りを持った」とした後、

  「そのセコさ、そのやり方っていう部分に関しては、負けず劣らずといいますか、安倍総理も、たとえば『ガリガリ君』というアイスクリームであったりとか、そういうものにも支出をしている。少額に対する領収書に対して開示をされた内容から分かってきたらしいんですけれども」

と追及を始めた。「どこで支出されたかという情報もここにある」と、手元を指す素振りも見せた。

 安倍首相は「私は全然知らないですよ。いきなりこんなところでそんなこと言われても。事実かどうかは調べますけど」と困惑しつつも反論。眉間にしわを寄せる場面もあった。山本氏はなおも続けた。

  「おかしいですよ。フェイスブックで秘書がその件に関して『今日は一緒にコンビニに行って、これを買ってもらったんだ』ということに関しても、裏が取れているということで、記事にされている」

 安倍首相は「私の支出で買っているんですから、そんなもの政治資金で買いませんよ」と言えば、山本氏は「コンビニの領収書が計上されているんです。政治資金、収支報告書にも載っているということは明らかになっている」と続いた。完全に2人だけのやり取りになる。

 「(政党助成金以外の支出も)すべてオープンにしておりますが、私が食べた分を載せるっていうことはあり得ないですよ」と安倍首相。それまで、政治資金規正法の問題など大局的な議論がされていた中で山本氏が追及を始めたためか、

  「個人攻撃をいきなりこういう場でするのはちょっと」

と打ち切ろうとしたが、山本氏は止めない。

  「個人攻撃ではないですよ、事実をさらしただけですよ」

 山本氏は発言を続けたが、星氏が遮るように公明党・山口那津男氏に話を振って一応収まった。

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最終更新:6月27日(月)12時13分

J-CASTニュース

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