駐日英大使「EU離脱しても自由貿易は重視」
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イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことについて、イギリスのヒッチンズ大使がNHKのインタビューに答え、「離脱しても自由貿易を重んじることに変わりはない」と述べ、今後も日英関係のより一層の強化に努める考えを示しました。
イギリスのティム・ヒッチンズ大使は26日、東京・千代田区の大使公邸でNHKのインタビューに答え、国民投票でEUからの離脱を決めたことについて「個人的にはとても驚いているが、EUの一員であるべきかどうかは30年以上議論してきたことで、客観的にみれば理解できる」と述べました。そして、現地に進出している日本企業がイギリスの離脱によってEU域内の貿易で関税がかかる可能性が生じると、懸念していることに関連して「EU側との交渉が終わるまでどうなるか分からないが、日本企業の関係者とも話し合いを重ねたい」と述べました。そのうえで、ヒッチンズ大使は「離脱してもイギリスが自由貿易を重んじることは変わらず、日本との関係も大切であることに変わりはない」として、今後も日英関係のより一層の強化に努める考えを示しました。
さらに、EU側からできるだけ早く離脱の手続きを進めるべきだという声が上がっていることについて、「EUとの交渉は重要かつ複雑なので、交渉に当たる新しい首相は時間をかけて選出するべきだ」と述べ、EUとの交渉は慎重に進めるべきだという考えを強調しました。
さらに、EU側からできるだけ早く離脱の手続きを進めるべきだという声が上がっていることについて、「EUとの交渉は重要かつ複雑なので、交渉に当たる新しい首相は時間をかけて選出するべきだ」と述べ、EUとの交渉は慎重に進めるべきだという考えを強調しました。