佐賀県内の県立中学や高校の生徒らの成績をインターネット上で管理する「教育情報システム」に侵入したとして、不正アクセス禁止法違反容疑で再逮捕された佐賀市の無職少年（１７）が、独自に開発した攻撃用ソフトウエアを使い、個人情報を盗み取っていた疑いがあることが２７日、警視庁への取材で分かった。

　同庁によると、この独自のソフトウエアは、システムのセキュリティーの脆弱性を見つけ、システム内のサーバーに個人情報を盗み出すよう不正な指令を送信していた。

　少年は実在する生徒のＩＤとパスワードを入力してシステムに侵入しており、警視庁は入手した経緯を詳しく調べる。