漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載40周年を記念して、作者の秋本治さんが描き下ろす7メートル超えの絵巻物が、今秋に神田明神(東京都千代田区)へ神宝として永年奉納されることが発表されました。
同作に神田明神が度々登場することから、両者の関係性をより深めるコラボ企画として実施。奉納された絵巻は神宝として永遠に保存されます。9月14日〜26日に日本橋タカシマヤで開催される「こち亀展」でも展示される予定。
奉納について神田明神の岸川雅範さんは、「神田明神は今から約1300年前に創建され、縁結び、商売繁盛勝負運の神さまを祀る神社で、東京の守り神として有名です。(中略)このたびの秋本治先生の絵巻のご奉納は、神田明神と江戸東京にとって歴史上、重要な出来事の一つになると思います」とその価値を説明。同作の担当編集者である山中陽さんは「これは歴史的事業であり、歴史的事件でもあります。過酷な週刊連載をこなしながら、7メートルを超える彩色描きおろし絵巻の制作。未来永劫、秋本先生以外では成し得ない絵巻になるでしょう」とコメントしました。
企画は6月27日発売の「週刊少年ジャンプ」30号で発表。秋本さんが和紙にガラスペンや筆ペンを使ってキャラを描くなど、絵巻物の制作風景が写真で紹介されています。
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