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 自民党都連は27日の幹部会議で、舛添要一前知事の辞職に伴う東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)で擁立する候補について、早ければ今週内にも選ぶ方針を決めた。前総務事務次官の桜井俊氏を推す声が強まっており、都連は選定を急ぐ考えだ。

 内田茂幹事長は会合後、「自薦より、我々が出したい人を選ぶ」という方針を確認したと報道陣に明かした。

 都知事が2代続けてカネをめぐる問題で途中辞職したことから、都連内では「知名度より実務家」「政治家は難しい」との意見があがっている。桜井氏は立候補を固辞しており、一部の国会議員らが説得に動いているという。

 会合では、前厚生労働事務次官の村木厚子氏、小池百合子衆院議員の名前もあがった。民進党から名前があがる元総務相の片山善博氏について、都連幹部は「民進が考えている人に我々が相乗りするのはありえない」としている。