メッシがアルゼンチン代表引退の意向

メッシがアルゼンチン代表引退の意向
サッカー、アルゼンチン代表のエース、リオネル・メッシ選手が、26日、南米王者を決めるコパアメリカの決勝で優勝を逃したあと、アルゼンチン代表を引退する意向を明らかにしました。
メッシ選手は、アルゼンチン代表として、アメリカで行われた南米王者を決めるコパアメリカに出場し、前回大会と同じチリとの対戦となった26日の決勝は、ペナルティーキック戦までもつれ込みましたが、みずからのキックの失敗もあって敗れ、アルゼンチンは23年ぶりの優勝を逃しました。
メッシ選手は試合のあとのインタビューで「優勝を逃して残念だ。ピッチの上で最初に思ったことだが、僕にとっての代表の役割は終わった」と話し、この大会を最後にアルゼンチン代表を引退する意向を表明しました。
メッシ選手は、ユース代表で活躍したあと、2005年に18歳で初めてアルゼンチン代表に選ばれ、ワールドカップでは2006年のドイツ大会から3大会連続で出場し、前回のブラジル大会では大会最優秀選手に選ばれました。
世界でも最も活躍した選手に贈られる「FIFAバロンドール」も史上最多の5回受賞しています。
23歳以下の代表で争うオリンピックでは2008年の北京大会で金メダルに輝きましたが、ワールドカップはブラジル大会の準優勝が最高で、コパアメリカでは2大会続けて決勝に進んだものの、ともにペナルティーキック戦の末に敗れ、代表では大きなタイトル獲得には一歩届きませんでした。