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多治見 戦争犠牲者悼む祈念像

06月26日 19時03分

多治見 戦争犠牲者悼む祈念像

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太平洋戦争末期、アメリカ軍の戦闘機による機銃掃射で多くの市民が犠牲になった岐阜県多治見市で26日、犠牲者を悼む祈念像の除幕式が行われました。
多治見市では、太平洋戦争末期の昭和20年7月、旧国鉄の多治見駅に停車していた列車が戦闘機に攻撃されるなど、たび重なる機銃掃射で30数人の市民が犠牲になりました。
祈念像はJR多治見駅の北側にある公園の一角に完成し、遺族などが黙とうして祈りをささげたあと、飛び立つ鳩に平和を願う男の子の姿を現したブロンズ像が除幕されました。
祈念像は、多治見空襲の体験者などでつくる団体が市民から募金を募り、地元の彫刻家、齋藤二郎さん(89)に依頼して制作したもので、銘板には空襲の犠牲者のうち身元が判明した13人の名前が刻まれています。
除幕式参列した遺族の吉田紀光さん(85)は「亡くなった父親も本望だと思います。悲惨な戦争があったことに思いをはせ、平和な時代に生かされていることに感謝したいです」と話していました。

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