女性ヴォーカリスト トップ10
この前回の投稿に引き続き今回は女性ヴォーカルのトップ10になります。新旧入り混じった内容になっており、意外なシンガーが意外ともいえる順位になっているなと感じました。では前回と同じく10位からいってみましょう。
Tina Turner(ティナ・ターナー)
10位に選ばれたのはティナ・ターナーです。当初はアイク&ティナ・ターナーとしてデビューしており、DV夫であったアイクと離婚後ソロ活動に転身しています。このDVに耐えるため、法華経に帰依していたことは意外な事実です。彼女が南無妙法蓮華経と唱えていたなんて想像しがたいです。
Celine Dion(セリーヌ・ディオン)
9位はセリーヌ・ディオンになります。彼女は誰が何と言おうと映画タイタニックのテーマ曲であったMy Heart Will Go On。これに尽きるのではないでしょうか。他の曲は知らないと言われても全然不思議ではありません。それぐらいこの曲の影響度合いは高いと言わざるを得ないでしょう。
Janis Joplin(ジャニス・ジョプリン)
8位はジャニス・ジョプリンです。ブルース色が強く声量が半端ないお方でステージパフォーマンスも非常に激しい激情家に見えます。麻薬禍によりわずか27歳という歳で夭折してしまいます。実は27歳とはミュージシャンにとってある厄年でもあります。27歳で亡くなったミュージシャンはかなり多いのです。
Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)
7位はクリスティーナ・アギレラです。 私にはGenie in a Bottleという曲の印象が強かったのですが、この曲を観月ありささんがカバーしていました。知らなかった…
ナースのお仕事4の主題歌になっていました。
テンポが違うので同じ曲という印象が薄いかもしれません。ご参考までに
Mariah Carey(マライア・キャリー)
6位はマライア・キャリーです。7オクターブという声域を武器に幅の広い表現が持ち味である歌姫ですが、ハーフであったため幼少期にたびたび差別にあったとの本人が語っています。日本人には人気が高く、日本の音楽市場だけで通算1600万枚を売り上げているそうです。
Adele(アデル)
5位はアデルです。今回の中では最年少で現在28歳です。彼女はイギリスでも有名な無償で音楽が学べる学校ブリット・スクールの卒業生でもあります。同校の卒業生にはエイミー・ワインハウスなどがいて、同級生にはレオナ・ルイス、ジェシー・Jがいました。ものスゴイ顔ぶれです。この学校が現在注目されているのも頷けます。
Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
4位はエラ・フィッツジェラルドです。Jazzというジャンルで唯一ランクインしています。彼女もビリー・ホリデイと同じく不遇な子供時代を過ごしていたことはしりませんでした。15歳で母親を亡くしホームレスだったそうですが、黒人演劇の登竜門アポロシアターで歌を披露して人生が好転しました。
エラの持ち味はスキャットでした。スキャットとは「ドゥビダバドゥ」など意味のない言葉を即興で発声して歌にするいわば歌い手さんの即興方法の一例です。
Etta James(エタ・ジェイムズ)
3位にエタ・ジェイムズがランクイン。正直なところ日本では知名度が低いので意外でしたが、外国のランキングとなるとやはり日本からは見えていない部分が反映されているのがよく分かります。8位のジャニス・ジョプリンが影響を受けるなど非常に力強い歌唱法が持ち味の人です。
Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)
2位はホイットニー・ヒューストンです。この方も決定的な一曲を持っている方でボディーガードの主題歌であるI Will Always Love Youが一番強い印象である歌手です。しかし、実のところこの曲以前より大成功を収めていた人でデビュー当時よりヒット曲連発という実力者でした。しかしそれだけ映画の主題歌という威力は凄まじいものであるということを物語っている事例でもあります。
Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)
1位はアレサ・フランクリンでした。グラミー賞受賞回数が20回など彼女の偉業を考えればこれは納得。クイーン・オブ・ソウルは70歳を超えていますが現在も存命中でまだアルバムを発表し続けています。
まとめ
意外だったのは3位のエタ・ジェイムズです。セリーヌ・ディオンやマライア・キャリーがまだ上位に食い込んでも差し支えないような思いがあったのですが、この2人を抑えて3位に食い込む実力は計り知れないものだと感じました。
また予想していたレディー・ガガやエイミー・ワインハウス、ビヨンセ、マドンナ、シンディ・ローパー、カイリー・ミノーグ、ジャネット・ジャクソンなどがランクインしていない結果に多少驚きがありました。
以上 女性ヴォーカリスト トップ10でした。