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 名古屋市が子宮頸(けい)がんワクチンの副反応について「接種者に有意に多い症状はなかった」とする評価を撤回したことについて、河村たかし市長は27日の会見で、「名古屋の中だけで判断、分析し、医学的見地から因果関係がどうだと言うのはなかなか難しい。逃げた言い方をすれば、国がやる仕事」と述べた。

 市は昨年9月、おおむね14~21歳の女性約7万人にアンケートを送付。約3万人から得た回答を受けて昨年12月、評価を示した。しかし、被害者団体から「そもそも因果関係を分析できるアンケート手法ではない」などと批判が相次いでいた。