善光寺大勧進の住職 セクハラなどで辞任要求 長野
k10010573621_201606271736_201606271741.mp4
長野市にある善光寺大勧進の82歳の住職が、寺の女性職員にセクハラ行為やパワハラ行為をしたうえ、差別的な発言をしたとして、善光寺傘下の天台宗の寺の住職で作る団体などが、辞任するよう求めました。
長野市の善光寺は天台宗の「大勧進」と浄土宗の「大本願」という2つの組織が共同で管理しています。
このうち、天台宗の大勧進の住職を務める小松玄澄貫主(82)について善光寺傘下の天台宗の寺の住職で作る団体とその信徒で作る団体が今月、相次いで、住職を辞任するよう求める通告書などを提出しました。この中で、団体側は小松貫主が60代の女性職員にセクハラ行為をしたうえ、去年8月までにこの職員を含む2人の女性職員をそれぞれ不当に配置転換し、さらに去年10月には、この2人に対して差別的な発言をしたと主張し、「善光寺の尊厳を傷つけた」としています。
善光寺傘下の天台宗の寺の住職で作る団体の代表で、長野市にある円乗院の中島道生住職は「前代未聞の不祥事で、善光寺を建て直さなければいけない。問題を解決しないと、善光寺の名誉と信徒に対する信頼を回復することができず、速やかに辞任してもらいたいというのがわれわれの願いだ。自分の名誉と善光寺の尊厳を考えればおのずと答えが出るはずだ」と話しています。
住職で作る団体の代表で、長野市にある円乗院の中島道生住職は「前代未聞の不祥事だ。速やかに辞任してもらいたい」と話しています。
一方、小松貫主の代理人を務める弁護士はNHKの取材に対し、「コメントは差し控えたい」と話しています。
このうち、天台宗の大勧進の住職を務める小松玄澄貫主(82)について善光寺傘下の天台宗の寺の住職で作る団体とその信徒で作る団体が今月、相次いで、住職を辞任するよう求める通告書などを提出しました。この中で、団体側は小松貫主が60代の女性職員にセクハラ行為をしたうえ、去年8月までにこの職員を含む2人の女性職員をそれぞれ不当に配置転換し、さらに去年10月には、この2人に対して差別的な発言をしたと主張し、「善光寺の尊厳を傷つけた」としています。
善光寺傘下の天台宗の寺の住職で作る団体の代表で、長野市にある円乗院の中島道生住職は「前代未聞の不祥事で、善光寺を建て直さなければいけない。問題を解決しないと、善光寺の名誉と信徒に対する信頼を回復することができず、速やかに辞任してもらいたいというのがわれわれの願いだ。自分の名誉と善光寺の尊厳を考えればおのずと答えが出るはずだ」と話しています。
住職で作る団体の代表で、長野市にある円乗院の中島道生住職は「前代未聞の不祥事だ。速やかに辞任してもらいたい」と話しています。
一方、小松貫主の代理人を務める弁護士はNHKの取材に対し、「コメントは差し控えたい」と話しています。
小松貫主 僧侶や信徒とたびたび問題
善光寺大勧進の小松玄澄貫主は昭和8年に京都府で生まれ、比叡山延暦寺で修行するなどした後、大勧進の副住職を経て、平成14年に貫主に就任しました。
就任後の会見では「気軽に訪れることのできる寺を目指し、多くの人に善光寺の信仰に触れてもらえるようにしたい」と抱負を述べていました。
平成17年ごろには「貫主にふさわしくない行為があった」などとして、天台宗の僧侶の間で辞任を求める動きが広がり、7年前の平成21年には僧侶らが辞任と慰謝料を求める裁判を起こしました。
辞任を求める訴えは認められなかったものの、貫主に対し330万円の支払いを命じる判決が確定するなど、僧侶や信徒とたびたび問題が起きています。
就任後の会見では「気軽に訪れることのできる寺を目指し、多くの人に善光寺の信仰に触れてもらえるようにしたい」と抱負を述べていました。
平成17年ごろには「貫主にふさわしくない行為があった」などとして、天台宗の僧侶の間で辞任を求める動きが広がり、7年前の平成21年には僧侶らが辞任と慰謝料を求める裁判を起こしました。
辞任を求める訴えは認められなかったものの、貫主に対し330万円の支払いを命じる判決が確定するなど、僧侶や信徒とたびたび問題が起きています。