蹴球探訪
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【サッカー】U−23代表にまた負傷者 遠藤が左肘靱帯損傷2016年6月27日 紙面から
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカーU−23(23歳以下)日本代表の合宿が26日、松本市内でスタートした。主将を務めてきたDF遠藤航(23)=浦和=が、前日の神戸戦で左肘靱帯(じんたい)を損傷したことが判明。国内最終戦となる国際親善試合・U−23南アフリカ戦(29日、松本平広域公園総合球技場)の欠場が決定的となった。これまでも主力にケガ人が続出してきたU−23代表が、さらなる逆風にさらされた。 リオ五輪メンバー入りへの最終サバイバルを前に、逆風が吹き荒れた。遠藤が神戸戦で着地の際に左肘を痛め、フル出場したものの靱帯を損傷。練習に姿は見せたが左肘はビブスで固定しており、早々に引き揚げた。 「曲げようとすると痛い。そんなにでかいケガじゃないですが、どれだけかかるかは(検査の)結果を見て。試合には出たかったけど、キツイかな。今は治すことに集中します」。合宿には本人の希望で最後まで帯同するが、練習や実戦をこなせない事は痛い。 遠藤はACL出場などで、5月の佐賀合宿やトゥーロン国際を辞退した。U−23日本代表への参加は、3月のポルトガル遠征が最後。手倉森監督が「今回は試合をさせたかった」と本音を漏らすように、主将がチームから離れている事は懸念材料だった。遠藤は「ネガティブになりすぎず、次の試合に合わせたい」と前を向いたが、五輪前の親善試合は7月31日のブラジル戦のみだ。 主力のケガは遠藤に限った話ではない。DF岩波は左膝靱帯損傷でリハビリ中で、DF奈良は左足骨折で五輪出場は絶望的。今合宿には間に合ったものの、10番を背負っていたFW中島は右膝靱帯損傷、DF室屋は左足甲骨折…。呪われたように故障者が続いている。 「神様が(遠藤を)休ませろと言っている」と指揮官。南アフリカ戦の会場となる松本平広域公園総合球技場(通称・アルウィン)について、「意味は知ってる? アルプスの風という意味だよ。いい風が吹いているね」。リオ五輪へ、何とか風向きは変えるしかない。 (青山直樹) PR情報
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