竹花元副知事が出馬検討…自民都連へ意向伝える
舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選(7月14日告示、同31日投開票)に、警察官僚出身で元都副知事の竹花豊・東京ビッグサイト社長(67)が立候補を検討していることが分かった。自民党都連幹部に立候補の意向を伝えており、都連は党本部と協議して対応するとみられる。
都連関係者によると、竹花氏は2代連続で知事が不祥事により早期辞任したことを受け「都政に情熱を持って当たりたい」と都連幹部に伝えた。首相官邸に近い人物にも相談するという。複数の元警察庁幹部も相談を受けたことを明かした。
自民都連内には桜井俊前総務事務次官や村木厚子前厚生労働事務次官、小池百合子元防衛相らを推す声もあり他党の動向も見つつ検討するとみられる。
竹花氏は兵庫県生まれで1973年に警察庁に入り広島県警本部長などを歴任。石原慎太郎都知事(当時)の要請を受けて2003年から約2年間、副知事を務めた。07年からは2期8年、都教育委員も務めている。
都知事選を巡っては都議会民進党(旧民主系)が前鳥取県知事の片山善博・慶応大教授を推しているほか、宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長が立候補を検討している。