生徒の個人情報など流出か 不正アクセス容疑 佐賀の少年再逮捕へ
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全国に先駆けてIT化を進めてきた、佐賀県教育委員会のシステムに不正なアクセスをした疑いで、警視庁は別の事件で逮捕していた佐賀市の少年を27日にも再逮捕する方針です。少年のパソコンなどからは、盗み出したとみられる生徒の個人情報や学校の成績などが大量に見つかっているということで、警視庁は詳しい手口やいきさつを捜査する方針です。
捜査関係者によりますと、不正なアクセスをされた疑いがあるのは、「SEIーNet」と呼ばれる佐賀県教育委員会が独自に導入している教育情報システムや、県立の学校が導入している校内のネットワークシステムです。
システム内には学校の業務に関するデータが管理され、こうした情報には本来、教員しかアクセスできないようになっていますが、外部から不正にアクセスされた疑いがあるということです。
警視庁が別の事件で今月逮捕した、佐賀市の17歳の少年のパソコンなどを調べたところ、流出したとみられるデータが大量に見つかったということで、生徒の氏名や住所などの個人情報や、学校での成績に関する情報などが含まれているということです。
少年はテレビの有料放送を無料で視聴できるようにする不正なプログラムをインターネットで公開したとして、不正競争防止法違反の疑いで今月、警視庁に逮捕されていました。
佐賀県教育委員会では、「SEI-Net」をおよそ13億円をかけて3年前に導入したほか、おととしからは県立高校の新入生にタブレット端末になる学習用パソコンを持たせるなど、全国でも先進的な学校関連のIT化を進めてきました。
生徒の情報が流出した疑いがあることについて、佐賀県教育委員会は公表しておらず、これまでのNHKの取材に対して「回答するものを持ち合わせていない」と話しています。
警視庁はシステムに対して不正なアクセスをした疑いで、少年を27日にも再逮捕する方針で、詳しい手口やいきさつを捜査することにしています。
システム内には学校の業務に関するデータが管理され、こうした情報には本来、教員しかアクセスできないようになっていますが、外部から不正にアクセスされた疑いがあるということです。
警視庁が別の事件で今月逮捕した、佐賀市の17歳の少年のパソコンなどを調べたところ、流出したとみられるデータが大量に見つかったということで、生徒の氏名や住所などの個人情報や、学校での成績に関する情報などが含まれているということです。
少年はテレビの有料放送を無料で視聴できるようにする不正なプログラムをインターネットで公開したとして、不正競争防止法違反の疑いで今月、警視庁に逮捕されていました。
佐賀県教育委員会では、「SEI-Net」をおよそ13億円をかけて3年前に導入したほか、おととしからは県立高校の新入生にタブレット端末になる学習用パソコンを持たせるなど、全国でも先進的な学校関連のIT化を進めてきました。
生徒の情報が流出した疑いがあることについて、佐賀県教育委員会は公表しておらず、これまでのNHKの取材に対して「回答するものを持ち合わせていない」と話しています。
警視庁はシステムに対して不正なアクセスをした疑いで、少年を27日にも再逮捕する方針で、詳しい手口やいきさつを捜査することにしています。