北朝鮮を「強く非難」…ミサイル発射受け声明
【ニューヨーク國枝すみれ】北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は23日、北朝鮮を「強く非難する」との報道声明を出した。安保理は、米国、日本、韓国の要請を受けて、ニューヨークの国連本部で22日に緊急会合を開き、文案を検討していた。
発表された報道声明は前回の発射を受けて1日に発表された声明とほぼ同じ内容。北朝鮮のミサイル発射は、「過去5回の安保理決議に違反しており、核兵器の運搬システムの開発に寄与し、緊張を高める」とし、これまで何度も出された報道声明を、北朝鮮が無視して発射を繰り返していることに深刻な懸念を示し、発射や核実験を行わないよう求めた。
安保理はまた、国連加盟国に対し3月の安保理決議で決めた北朝鮮への追加制裁を完全に実施する努力を倍増させ、制裁を効果的に実行するために取った具体的措置をただちに報告するよう訴えた。