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【スポーツ異聞】国際スケート連盟の匿名採点制廃止に韓国メディアがなぜか大喜び これで第2のキム・ヨナの悲劇は防げるというけど…

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【スポーツ異聞】
国際スケート連盟の匿名採点制廃止に韓国メディアがなぜか大喜び これで第2のキム・ヨナの悲劇は防げるというけど…

キム・ヨナ㊧(朝鮮日報のホームページから) キム・ヨナ㊧(朝鮮日報のホームページから)

 ところが、2010年2月の米誌ニューズウイークには「審査員の母国びいきと裏取引はむしろ悪化している」という記事が掲載された。米ダートマス大経済学部の准教授による研究を紹介したものだ。それによると、自国びいきの傾向は悪化していた。公開採点の時代に比べ、審判員による自国選手のひいき得点は20%上昇していたという。

 そのうえで、各国のスケート連盟が指名するフィギュアの審判員とは対照的に、スキージャンプの審判員は国際スキー連盟の小委員会が指名する。「スケートの審判員は各国の利害を背負っているが、スキーの審判員に求められるのは誠実さだ」と指摘。同誌は「スキーと同様のシステムを採用すれば、フィギュアスケートの採点もましになるかもしれない」と利害関係の生じない採点方式の採用を提案している。

 ISUは今回、この提案を受け入れて採点の改革案をまとめたわけではない。公開制に戻すことで「審判の責任が重くなり、慎重な採点が予想される」とし、「採点の透明性が確保されてフィギュアのファンの信頼が高まるだろう」と根拠のない期待を抱く。中央日報は「どの審判がどんな部分を採点するかを公開するのが核心となる」と論評。「第2の『ソチ騒動』を予防するためだ」と成果を類推する。

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