2016年6月21日、一財網によると、マレーシアのリオウ・ティオンライ運輸相は20日、同国のクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画について「中国の入札を歓迎する」と述べた。
中国・北京で開催された鉄道技術の展示会の席上で述べたもので、リオウ氏は「中国、日本、韓国、東欧諸国が入札に意欲を示している」と説明。中国については「安全性、速度、保障の方面が非常に進んでいる」と述べ、「世界の先端技術を導入し、消化、刷新を行っている」と評価した。
同プロジェクトをめぐっては日中韓がこのところ立て続けに受注獲得に向けた接触を行っており、業界関係者の間からは「中国の最大のライバルは日本」との声が上がっている。リオウ氏は技術や安全性だけでなく、沿線の経済発展への貢献も検討するとの考えを示した。(翻訳・編集/野谷)