マドリード=青田秀樹
2016年6月26日23時34分
昨年末の総選挙後の連立交渉の不調で新政権がつくれなかったスペインで26日、やり直しの総選挙があった。「反緊縮財政」を掲げて欧州連合(EU)に異を唱える左派新党「ポデモス」が2大政党に割って入り、第2党になるとの見方が多い。大勢は26日深夜から27日未明(日本時間27日午前)にかけて判明する見通しで、英国の離脱に続くEUへの不満表明となる可能性がある。
ポデモス(私たちはできる、の意)はユーロ危機さなかの2011年、将来への不安を抱え、高い失業率に直面した若者らが、マドリード中心部の広場を占拠した運動「インディグナードス」(怒れる者たち)が起源。14年に欧州議会議員を出して党勢を広げ、「EUに押しつけられた政策で市民の暮らしがむしばまれた」として、緊縮政策の見直しを掲げている。
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朝日新聞国際報道部
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