「顧問」就任、鳩山元首相に打診
【北京・赤間清広】鳩山由紀夫元首相は26日、訪問先の北京で記者団に対し、中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁から、顧問にあたる「国際諮問委員会」の委員就任を打診されたことを明らかにした。
鳩山氏によると、昨年11月に金氏から直接、就任提案を受けたという。ただ、その後はAIIBから「正式に話はいただいていません」とも説明。正式要請があれば受け入れる方向で「日中が仲良くなる機会になるのであれば、ありがたい話だ。早く日本がAIIBに加わる環境が作れないか」と意欲を見せた。日本は米国とともにAIIBへの参加を見合わせており、金氏には元首相の起用で日本政府に揺さぶりをかける思惑があるとみられる。