イギリスの若者にEU残留派が多いと知って驚いた。典型的な肉屋を支持する豚じゃん。
かつて小泉改革を支持する日本の若者の多さに愕然としたが、イギリスの若者も変わらないね。
なんつーか、自由とか、チャンスとか、そういう言葉に若者は弱いのかね。
しかし、じゃあ、EUに残留することで、どれだけの自由やチャンスがあるのかというと全然ないよね。
ブルガリアで働く自由やチャンスがあったところで、それは所得の向上にはなんら結びつかないでしょ。
しかも例え自分が他所の国に行かなくても、他所の貧乏国から人が入ってくるわけで、キツイよな。
日本でいうところの外国人技能実習生。これがバンバン入ってくるわけで、豊かな国の労働者階級や
これが貧乏な国の若者だったら、流入の危険性はないしイギリスやドイツで働けるからいいんだけどね。
あるいは、グローバルエリートは得するよ。ピラミッド構造の上にいる連中。
EUによってピラミッドが巨大化し、安く使える人も増えるわけだから、より多くの上澄みが得られて得する。
でも、イギリスの普通の若者の多くはグローバルエリートになんてなれやしないわけで。
トリクルダウンがあるならまだいいが、それもピケティに否定されちゃったしな。
結局のところ、EUってのは、ピラミッドの上部にいるグローバルエリートや貧しい国の人が得をして、
豊かな国の普通の人(移民は若いので特に若者が競合する)が損をする仕組みなわけだな。
その、損をする典型的な人物がイギリスの若者だろうに、なぜEU残留を支持するのか?狂気の豚たちだよ。
個人的にはEUのイデオロギーは嫌いじゃないけどね。でも、本当にEUのイデオロギーが大事なら、
経済面はケアしとくべきだったよね。不満が溜まるに決まってんだから(若者みたいに騙されてる連中もいるが)。