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【国際】

「EU離脱」年齢と共に上昇 18〜24歳 「残留」が圧倒 英国民投票 調査

 【ロンドン=小嶋麻友美】欧州連合(EU)からの離脱を選んだ二十三日の英国民投票では、若い世代は強く残留を支持していたことが当日の調査で明らかになった。EUから離脱することで、将来的に影響を受けるのは若者だが、離脱支持は年齢が上がるとともに上昇。高齢者の投票行動に全体の結果が左右される形となった。

 英上院議員アシュクロフト卿が当日、投票を済ませた約一万二千人に行った調査では、四十四歳以下は残留に投じた人が過半数を上回っていたが、年齢層が上がるほど離脱が増える傾向がはっきり出た。

 特に十八〜二十四歳では残留が73%と高い割合を示した。十歳以下の子どもを持つ人の大半も、残留に投票していた。

 EU離脱は、英国の今後に甚大な影響をもたらす歴史的な転換で、若い世代は人生を左右される。大陸欧州で留学したり、働く若者も多く、短期的にも離脱の直撃を受けることになる。

 EUに親しみを持つ若者が残留志向であることから、残留派の運動も若者に焦点を当てた。投票に必要な事前登録のウェブサイトは締め切り直前、アクセスが集中してダウンするほどに登録者が駆け込み、ほとんどは若い世代だった。

 若者や小さな子を持つ親からは、投票結果に不安と失望が漏れた。ただ、若者の投票率は、離脱派の多い高齢者をしのぐほどではなかったとみられている。

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)が地域ごとに分析した結果、六十五歳以上の人口比率が高いほど、投票率が高かった。英国全体の投票率は72%だったのに対し、若年層の割合が多い中部バーミンガムは63・7%にとどまるなど、平均年齢の低い地域では投票率が低いことも示された。

(東京新聞)

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