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 東京都目黒区の碑文谷公園内の池でバラバラになった女性の頭部や手足が見つかった事件で、遺体の太ももに骨折後の治療で使われるボルトが埋められていたことが、捜査関係者への取材でわかった。歯の治療痕も数カ所あった。警視庁はこうした特徴や採取できたDNA型を用い、身元の特定を進める。

 捜査1課によると、右足の太ももの骨に、骨折の治療の際に使用される7~8センチのボルト2本が埋められていた。骨折は完治しており、古い時期のものとみられる。また、遺体の上あごに歯はなく、下あごの数本に銀歯などの治療痕があったという。

 遺体は50~70代の小柄な女性で、死後1~3週間とみられる。部位の多くは池の北東で見つかった。同庁は、類似した特徴を持つ人の情報提供を呼びかけている。碑文谷署捜査本部(03・3794・0110)へ。