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猫まみれ涙娘。

石岡ショウエイ(漫画家)と石岡琉衣(小説家)のブログ。ゆる四コマ『ペットボトルくん』とともに日々更新。

【今度こそ】漫画をヒットさせる方法に気づいたぞ

漫画(家)と小説(家) ペットボトルくん

 漫画やアニメを名作にするための、名シーンを作る方法について、いまだ私は考えていた。わが作品をヒットさせるためにも、なんとか見つけださねばならない。

 

 未読の方はまずはこちらから。

necole-kidman.hatenablog.com

 

 それにしても、さすがは『ワンピース』である。

 ガンダムやラオウが示してきた名シーンの条件、「片手を天に突きあげる」を「×6」という界王拳的な演出で見せてくるとは。

 

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 これには日々、研鑽を重ねる私もお手上げである。

 

 

 

 

 

 ん?

 

 んん?

 

「お手上げ」……?

 

 はっ!

 

 ふふ……、ふふふっ……、わーっはっはっはっはっはっ!

 

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『ワンピース』にお手上げ、という自覚によって、けがの功名というべきか、私は気づくことができた!!

 

 答えは、すでに上のイラストに描かれている。

 

 そう、片手ではなく、「両手をあげる」シーンを入れればいいのだ!

『ワンピース』は、人数を増やすことで「×6」の効果をもたらした。さすがにそのアイデアには及ばないものの、これなら「×2」の効果を持つ名シーンを生みだせるのではなかろうか!

 

わが新作を待つべし 

 ああ、オラ、なんだかワクワクしてきたぞ。

 作家というものは、書きたいシーンが生まれると、早く書きたくてなにも手につかなくなるものだ。

 だが、念のため、キャラが「両手をあげる」ことで印象に残っているものがないか調べておかなければ。いまは、なんでもかんでもすぐに「パクリ」と呼ばれてしまう。たとえ濡れ衣でも、読者にそんな疑念を持たれては、名作入りは困難だ。

 

 キャラクターが両手をあげているポーズで、人々の記憶に強く印象に残っているようなものはないか、振り返る。

 

 漫画では、浮かばなかった。

 

 アニメでも、浮かばなかった。

 

 映画でも、浮かばなかった。

 

 小説は、絵のある媒体ではないので除外。

 見識が浅いせいもあるだろうが、私の認識するかぎり、そんなキャラクターは、まだいないように思えた。

 よし、なんとしても「両手をあげる」のが印象的な場面となるキャラクターを生みだし、ヒットさせ、成り上がってやる。

 いいアイデアがでるよう脳を活性化させるため、甘いものでも食べるとするか。お、キャラメルがあった。これをいただこう。

 

 

 

 

 

 ん?

 

 んん?

 

 

 

 …………。 

 

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 ちくしょう!

 ちくしょぉおおう!

 

 いた!

 思わぬ業界に、わがコペルニクス的発見の先を行くキャラクターがいたぁあああああああああああああああああ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・Amazon 

 

 国民的お菓子メーカー、グリコのキャラクター!

 

 調べたところ、このキャラクターが誕生したのは1921年。ラオウよりもガンダムよりもずっと前、100周年もそう遠くないロングセラーキャラクターであった。

「一粒三百メートル」というキャラメルのキャッチフレーズとともに普及したこのキャラクターを、知らないという日本人はそういない。

 むりだ、こんな有名なキャラクターにすでにやられていては、私がこのポーズを起用したところで、名作として認めてもらうことはできないだろう。

 こうしてふたたび、私はヒットの法則を探す旅に出るのであった……。(完)

 

 

 ーー冒頭からボケる気、満々なのがバレバレの記事であったが、そのわりにボケが弱いのは本当に申し訳ない。精進します。

 

 ちなみに、グリコのキャラクターといえばこの看板、道頓堀をグーグルストリートビューで確認したら……

 

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 プライバシー保護のためのぼかしが顔に入ってた!

 右の風神様には入れなくていいのか?

 

 

きょうのゆる四コマ

日刊『ペットボトルくん』

その27

 

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 今回、少年が「片手を突きあげる」シーンから入っているのは、偶然である。たぶん。

 

おまけ

 個人的にちょっと楽しいことがあったので、記しておく。

 ご覧のようにこのブログには、広告がいくつか貼られている。

「読者がクリックするだけで執筆者に収益が発生」する「グーグルアドセンス」(表示内容は読者によって変わる)と、「読者がクリック先のAmazonで買い物すると執筆者に収益が発生」する「Amazonアソシエイト」の二種。

 

 こうした、いわゆる「アフィリエイトサービス」による収益だけで食べていけている者が、世の中にはけっこういるらしい。

 私の場合は、貼れば著作権を気にせずに画像が使えるため、イラストを描く手間が省けるし、ブロガーをネタに漫画や小説を書いてみたい気持ちがあるため、取材、勉強の意味合いで使っている面が強い。

 実際、ブログを毎日更新しつづけて今回で26日目になるが、収益は数十円であった。私としては、ゼロでないことに驚いたくらいだ。

 

 リハビリ目的でやっているブログだからそれでいいのだが、先日、「Amazonアソシエイト」のほうのレポートを確認したら、驚くべきことに、「406円」という大金が収益として報告されていた。

 

 Amazonで収益が生まれる流れはこうだ。

(1)読者がブログに貼られているAmazonの商品広告画像をクリックする。

   今回の記事でいえば、グリコのキャラメルや、サイドバー。

(2)読者がAmazonのサイトで買い物をする。

  (1)でクリックした商品そのものでなくともよい。

(3)読者が買った商品の値段の数%が、ブログ執筆者に「紹介料」として入る。

   料率は0.5%から10%。だいたいが2%で、上限が1000円。

 

 そして紹介料が発生したとき、どこのだれが買ったかまではわからないが、読者が「なにを買ったか」は、執筆者にわかるようになっている。

 私は、「406円」という大金がなにから生まれたのか気になり、確認してみた。

  こちらの商品だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてこちらも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リアル『ペットボトルくん』ではないか!!!!

 

 それぞれ24本で、計48本。食品は紹介料が8%という大盤振る舞いなので、406円もの紹介料が発生したのだ。

 

 勘のにぶい私なりに、考えて、察した。

 この「406円」は、読者からの、「ペットボトルくん、応援してるぞ!」というメッセージなのではなかろうか。

 愉快でしゃれた励ましのメッセージをくださった方、ありがとうござました!

 406円、大切にします! 

 

 

 おかげさまで、アクセス数もすこしずつ上昇しています。毎日来ている、という方もいらっしゃるのかもしれません。日々のおつきあいに、心から感謝します。

 つぎはなにを書こうかなと、一日中ブログのことを考えて過ごしています。なんらかの予定がある毎日を過ごすのは、本当に久しぶりで、大げさかもしれませんが、いまの私の生きがいのようになっています。

 今後ともどうぞよろしくお願いします。