>裏切りのない、相思相愛の、冷めることのない、絶対的な そんな愛を夢見てきました。存在しないと思います。
裏切っていない、相思相愛が冷めていない時に、どちらかが、ふいに亡くなってしまえば、絶対的に不滅の愛になりますよ。
遺されたほうは、寿命尽きるまで悲しいでしょうが、永遠の愛が存在すると思います。
この世界では絶対に成り立たない野望をお持ちだということです。
「俺を満足させるように完璧に俺を愛せ」という野望を提示されたところで、「あなたは神ですか」とは言われた人は思うじゃないでしょうか?
普通の人間関係にそんな無茶苦茶な要求が通るわけはない、とは大抵の人はわかるのですが、こと恋愛になるとそこまでの要求水準は問題ないと思う人は結構おられる気がします。その根拠は「俺はこんなに本気なんだから」という。
世界は「わたしの本気」など全く問題にしていない、と理解することが対人関係をより良いものにしていく基本認識だとは思いますけど。
ただ、恋愛は人生を物語にかえるべく発明されたものですのて、「本当の愛」に至っていないという物語を楽しんでおられる限りは解決はありえないかと存じます。