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朝鮮戦争開始から66年 続く南北非難合戦
韓国と北朝鮮は25日、1950年の朝鮮戦争の開戦から66年を迎えた。北朝鮮の核・ミサイル開発が進展し、これに対する国際社会による対北朝鮮制裁が続く中、南北は激しい非難合戦を続けている。
韓国の朴槿恵大統領は24日夜、戦争で戦った韓国軍や国連軍の元兵士らをたたえる宴席でのスピーチで、北朝鮮が核を捨てなければ「体制を維持できないと、はっきりと思い知らせる」と述べ、制裁による圧力を強めると宣言。「まだ朝鮮半島では冷戦の悲劇が続いている。北朝鮮は(核・ミサイル開発で)危険千万な孤立と対決の道を歩んでいる」と批判した。
北朝鮮は22日に新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる2発を発射。国営メディアは、国連安全保障理事会が出した非難報道声明を受け入れない姿勢を強調している。(共同)