どうも、hashiken(@conteanime)です。
世の中は、好きなことを仕事にした人とそうじゃない人に分かれます。
『好きなこと 仕事』で検索してみるとどちらがいいか答えを探してる人は結構多いみたいで、若い人が自分の将来の進路に悩んだり、会社員が現状に悩んでる状況が浮かんできます。実際に検索結果の上位タイトルを見てみても、
転職する前に!好きなことを仕事にすることのメリット・デメリット
念願叶ってだったのに…「好きな事を仕事にすると嫌いになる」って本当?
・・・などなど、切り口もそれぞれの立場からの記事が混在しています。
あなたは好きなことを仕事にしましたか?
これからそうしたいですか?
むしろ、好きなことを仕事にしないほうがよかったですか?
筆者は『絵』というジャンルの仕事でこれまで働いてきました。元々は『漫画家』を目指して夢破れて挫折し、似たジャンルに流れて生き延びた口ですが・・・その結果言えるのは、
どっちに進んだって結局悩むんだから、好きなことあるんだったらとりあえず一度仕事にしてみたら?
・・・ということしかないですね(笑
目次
好きなことを仕事にすることのメリットとは?
なんだかんだいっても、まず気になるのがこの手の話じゃないでしょうか。どうしてもかなり主観にはなりますが、好きなことを仕事にしてきてよかったと思うことをあげてみます。
モチベーション高く保てる
仕事し始めた時なんかは特にそうでしょうが、好きだったことを仕事にできたことでの感情の高ぶりはやっぱりそれなりのものがあるものです(笑
少々つらいことがあっても元々の想いが支えてくれるので、負けん気で突っ走れることも多いでしょう。好きでないことを仕事にした場合よりは粘り腰が効くことが多いと思います。
その力を前向きに使うことで、多少のことは乗りきれるはずです。
夢が叶えやすい
好きなことを実現するための環境を選んで仕事にしてるわけですから、仕事をやっていくことの先に自分の本来目指す世界が待っていることも多いんじゃないでしょうか?
日々の仕事は忙しくて大変であっても、乗り越えた先に目標がはっきりした形で見えているなら諦めずに続けることも出来るはずです。
価値観の似た人と知り合える
仕事に就くまでは夢を語りにくい状況もあったでしょうが、同じような方向の人と一緒の環境にいることで意識を共有できることも多くなります。
中には同じ夢を見てる人がいることもありえるので、そんな出会いは自分のやる気も更に高めてくれたりしますし切磋琢磨しあって相乗効果で夢や目標に近づくこともあるでしょう。将来的に、パートナーとして力を合わせていくことも有り得る話です。
好きなことを仕事にすることで生じるデメリットとは?
・・・一方、デメリットと考えられることもやっぱりいくつかあります。覚悟した上で好きなことを仕事にする選択をするべきだと思うので、予め知っておくことでいざという時の対処も出来るかもしれません。
嫌いになってしまう可能性がある
残念ですが、これは否定出来ない事実です。仕事にしたことでただのルーチンワークになってしまい、対価や報酬など何も気にせずやれていた時とは別物のように感じられ好きでなくなることは充分起こりえます。
元々心の底から大好きだったことこそ、そうでなくなった時の寂しさや辛さは大きいです。可能性として予め認識しておくべき事柄です。
理想と現実のジレンマが発生する
好きなことを仕事にした時、待っているのはバラ色の世界・・・とまではいかないにしても、辛い先に楽しいことが多くあるだろうと思うかもしれません。ただ、現実的にはそうでないこともやっぱり多いものです。
特に働き始めだとそれまでの自分の価値観を叩き壊されるような指導をされることもありえます。会社という営利組織に属したことで、好きなことをお金の稼げる技術に昇華させるために必要な洗礼であることも多いんですが(そうでない理不尽な場合もありますが)そこを乗り越えるまではかなりしんどい状況もあるでしょう。
新卒であこがれの世界に飛び込み一ヶ月後にやめてしまった・・・なんてよく聞きますが、好きなことを仕事にしたから裏切られた思いになってそうなることも残念ながら多いようです。
同業の天才に出会い落ち込む
好きなことには一定の自信を持っていた人が多いでしょう。でもそれを仕事にした時、職場には自分など到底及ばないような天才がいるんですね(笑
その人から貪欲に吸収していこうとポジティブに考えられたら良いんですが、どうやっても勝てないと自覚して落ち込みやる気をなくしてしまう場合もありえます。(現実を知って自分を見つめなおす・・・って意味では必要なコトなんですが)
一人の世界にいれば知らずに幸せでいれたことも、仕事にしたことで傷つくことはよくあります。その局面に至った時にどう判断し行動できるかで、その後の仕事人生は相当変わってきます。
将来や道に悩んだ時の考え方
とまあ、メリット・デメリットは色々あるんですが・・・それはさておきせっかく好きなことがあるなら駄目元でいいから一度はチャレンジすべきと筆者は考えます。得られることは多いですし、行動しなかったことで悔やむのは本当ーにもったいないと思うんですね。
やったうえでの後悔のが、やらない後悔よりよっぽどマシ
好きなことを仕事にすることで嫌いになったり、現実をつきつけられて自分がちっぽけに感じられ凹んだりすることもあるでしょう。でも大概のことはそこからが本当のスタートですし、実は好きなことだからどう・・・ってことでもなかったりするんですね。
むしろ、50~60と人生を重ねていったあとで
『・・・若いころ、ああしとけばよかったなあ』
と思う方が、トータルの人生としての悔いは大きくなってしまうんじゃないでしょうか?
傷ついたり嫌いになる可能性があるからって仕事にするのを避けるくらいなら、もしかするとあなたはそれをそこまで好きじゃないのかもしれません。
やっておけばそこから新たに広がる道も出てくる
仕事にしたことで、その後新たな展開が広がることも多いです。例えば転職時、それまでのスキルを活かして若干舞台を変えて活躍することも出来ます。狭い視野に自ら閉じこもることさえしなければ、意外と仕事って数珠つなぎに広げていけるものです。
個人的な話ですが、自分は若いころ【漫画家】を目指して挫折し、その後遊技機の【アニメ】液晶開発の仕事に就き、更にその後はスマホゲームの【イラスト】アートディレクターに転身し・・・2015年には独立し【絵】を主体とした個人事業主になりました。
生きるために自分が過去にしてきた経験を使い働いてきましたが、ジャンルを少しずつ変え広く浅く進んできたことで結果的に今の状況にたどり着いたのかなーと思っています。
どこからでも、新たな方向は導き出せるものです。
じっくり悩むのはもちろん大事ですが、必要なタイミングでは思い切って飛び込むのも必要じゃないでしょうか。
何したって悩むんだから気にしすぎると負け
そもそも論ですが、好きなことを仕事にしようがそうでなかろうが結局悩むんですよね(笑
だったら、興味のあることはとりあえずやっといたほうが良いと思いますし後悔も少なく生きていけると思います。挑戦しないまま歳を重ねていくほうが後悔の量は多くなってるんじゃないかと・・・自分の周りを見てるとちょっと思います。
さいごに、
好きなことを仕事にして生きていこうとするとやっぱりいろんな壁にぶち当たりますし、乗り越えられるかどうかは個人の資質や考え方に大きく由来します。
元々好きなことなわけだから何があっても乗り越えられるだろうという一方で、好きなことだからこそもろく傷つきやすい一面もあるんですよね。
仕事として挑戦してみたいかどうか?
やって後悔したいか、やらずに後悔したいか??
判断の基準としてはこれに尽きると思います。