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JTB情報流出、感染サーバー3台以上 再発防止策など公表
JTBの個人情報流出問題で、ウイルスに感染したサーバーが3台以上に拡大していたことが24日、JTB関係者への取材で分かった。14日の会見では2台としていた。JTBは24日、再発防止策などを国土交通省に報告。その後の記者会見で「身に覚えのないメールマガジンが届いた」といった二次被害の可能性に関する問い合わせが約100件あったことを公表した。
JTBは14日の記者会見で、感染したサーバーは2台、パソコンは6台としていたが、24日の会見では「間違いだった」とする一方、「警察の捜査中なので台数は明らかにできない」とした。
しかし、JTB関係者によると、感染したパソコン数に変更はないが、サーバーは2台以外にもあることが判明した。
JTBはこれまで約793万人としていた対象者数は延べ人数で実人数では約679万人だったと公表。24日午前までに、一部の法人を除く全対象者にメールを送ったが、約2割が届かなかったことも明らかにした。再発防止策として、最高情報セキュリティ責任者や社長直轄のITセキュリティ対策室の設置などを示した。