挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ライブダンジョン! 作者:dy冷凍

第二章

51/51

51

 ガルムに推薦して貰ったダリルという青年との顔合わせを終えた後、努は大手クランへ企画の詳細や報酬に触れた手紙を返信をした。そして翌日には三組のクランの参加了承を貰った。

 その後努は新聞社二社と合同で協議しつつ企画の準備を進めていき、二社の確認も取れたので会場を確保。七日後にはアルドレットクロウ、金色の調べ、迷宮制覇隊が二社合同の企画に集まりその取材を行うことを記事で発表。その三日後に努の情報公開や指導などを行う企画の当日となった。

 各クランはおおよそ十名ほどを連れて会場に到着し、新聞社の者たちが受付などを行う。新聞社の者たちは大手クランの中でも顔を良く見る者と会って緊張しながらも、しっかりと仕事をテキパキとこなしていく。

 アルドレットクロウは背丈の小さい少年のような見た目のクランリーダーを筆頭に、ここ最近頭角を見せ始めてきた三種の役割を取り入れたPTに白魔道士、情報員の男が参加している。

 金色の調べは金髪を刈り上げたクランリーダーを囲むようにぞろぞろと九名の女性が付き添っている。その中の最後尾ではエイミーの親友である金髪エルフのディニエルという女性が少し離れた位置で付き添っている。

 迷宮制覇隊は同じ人間とは思えない熊のような大男が目立ち、受付の新聞社の者も随分と怯えていた。隣には感情を捨てたような目をした銀髪エルフのクランリーダーである女性、その後ろにはクランリーダーを守るように剣呑とした顔つきの男たちが辺りを警戒している。


「よう。やっぱあんたも来てたか」
「お久しぶりです」


 アルドレットクロウと金色の調べのクランリーダーは互いに見合うと口角を上げた。二人は大手クラン同士お互いを知っていて、ダンジョン内での競争などでも顔を合わせたことが何度もある間柄であった。


「紅魔団は……いねぇみたいだな。ハッ、余裕だねぇ」
「私は貴方も来ないと思っていたんですけどね。このままでも火竜いけそうじゃないですか」
「今のままじゃ、色々と思うことがあるだろ。お互いにな」
「……そうですね」


 後ろに控えているアタッカー職以外の者を見た金色のクランリーダーに、彼も同意するように答えた。在籍メンバーの多い大手クランのトップに立つ者としては現状の状況が良いとは思っていない。それが変えられるのだとしたら変えたいと彼らは思ってはいたが、試行錯誤しているうちに紅魔団が従来のアタッカー4ヒーラー1のPT構成で火竜を突破。

 それによって更にアタッカー職の需要が上がりジョブの格差が広がっている状況。そこに現れた三人PTでの火竜攻略。それもSTR(攻撃力)の低い騎士が活躍している姿は彼らの目に焼き付いた。そしてそのPTのヒーラーで幸運者で知れ渡っていた努からの提案。彼らが乗らないはずがなかった。


「ちぇっ。独り占め出来ると思ったのに」
「おうこら坊主。いい度胸じゃねぇか。ていうかお前らはもう形になってるじゃねぇか。もう接触してやがったのか?」
「そうかもしれないしそうでないかもしれませんね」
「相変わらずムカつく顔するなお前……」


 近所の悪ガキのような顔をしているアルドレットクロウのクランリーダーに彼は悪態をついた。そして別れの挨拶もそこそこに離れ、今度は迷宮制覇隊の方へ金色のクランリーダーが向かった。


「おーい。あんたも帰ってきてたんだな。火竜の情報でも聞きに来たのか? それとも飛ぶヒールか?」
「…………」


 一方的に話し始める金色のクランリーダーの言葉を迷宮制覇隊のクランリーダーは一切聞かず、大男が割って入ると金色のクランリーダーは口笛を吹いて誤魔化すようにして立ち去った。

 そんなやり取りがありつつも三組のクランは会場に入って自身のクラン名が書かれた椅子に座り始め、前の壇上で準備をしている努を全員が見た。この場所に自分たちを呼び出した張本人である努はせっせと魔道具を弄っていた。


「あー、テステス」


 風の魔石が組み込まれたマイクのような魔道具の動作チェックを行っている努。アルドレットクロウや金色の調べは努に興味津々で、迷宮制覇隊の後ろで控えている者たちは疑わしげな目を彼に向けていた。

 そんな中迷宮制覇隊のクランリーダーが大男の丸太のような腕を急かすようにぺちぺちと叩くと、大男は前進して壇上に少しだけ近づいて大きく鼻で息を吸った。

 のしのしと壇上に近づいて来て突然深呼吸をし始めた大男に努は首を傾げつつも、気にせずに原稿の再確認をしている。大男は何回か深呼吸するとリーダーの元へと戻っていった。


「……死の匂いはしないな」
「そう」


 大男の答えを聞いたクランリーダーは短く返事をして口元を隠すように手で覆った。正確には努は最初の爛れ古龍に一度殺されているが、それ以降はダンジョンに潜っているが一度も死なずに三ヶ月間過ごしてきている。大男の嗅覚に間違いはなかった。

 そして彼女は努に迷宮制覇隊のクランに入れる素質があると大男の言葉で確信し、死んだ魚のような目ではない生気のある目で努を見つめた。

 迷宮制覇隊というクランは外のダンジョンを回り、ダンジョン内のモンスターが増えすぎて外に溢れないように間引きするのが主な活動内容だ。稀にダンジョンの最奥にいる最奥主を討伐してダンジョンを消滅させることも行うことはあるが、基本的には各地を巡ってモンスターを間引くことが主軸だ。

 外のダンジョンを放置してモンスターが溢れればそのモンスターたちは餌を求めて辺りを歩き回り、それはいずれ人の住む村や町へと侵攻していく。この迷宮都市のような頑丈な障壁や戦力のない村や町ではモンスターの群れに太刀打ちすることは出来ない。

 迷宮制覇隊はそのモンスターによる人的被害を防ぐために村や街の人々が協力して作り出したクランであり、神のダンジョンが生まれる前から存在している最古のクランと言われている。以前は迷宮制覇隊を志願する者が後を絶たない唯一クランであったが、神のダンジョンが生まれてから状況は一変した。

 死んでも生き返れるというぬるま湯に浸かる探索者が多くなり、迷宮制覇隊の規模は以前に比べ縮小。しかしメリットも大きかった。神のダンジョンのステータスカードを更新することによってスキルの取得、モンスターの素材の高騰などで死亡率は減り利益も多く出ることになった。

 しかしクランに入ってくる新人の質は圧倒的に低下した。神のダンジョンは死んでも生き返れる。その植え込まれた認識はどうしても外のダンジョンに潜った際に現れてしまう。神のダンジョン出身者は死への認識が人と無意識にズレていて、そのズレは外のダンジョンでは致命的となる。

 なので死の匂いがしない飛ばすヒールや火竜攻略を三人で成し遂げた努は、迷宮制覇隊のクランリーダーにとっては有用な人材が降って湧いたようなものだった。どんな手を使ってでも確保したいという執念が彼女の内に渦巻いていた。


「あ、揃いました?」
「はい! 全員揃っているはずです!」
「ありがとうございます。では扉を閉めて頂いていいですか?」


 熱の篭った迷宮制覇隊のクランリーダーに緊張もあって気づかない努は、新聞社の人にそうお願いしつつも深呼吸した。

 扉が閉められると努は細い目を開いて三十数名の者たちを見回した後、手に持っている魔道具のスイッチを入れた。


「それではこれから僕の持っている情報を公開したいと思います。どうぞよろしくお願いします」


 努がお辞儀をすると三十数名の者たちは数名を除いて皆軽く頭を下げた。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 8003 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全106部)
  • 6953 user
  • 最終掲載日:2016/06/05 05:28
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全92部)
  • 7187 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全93部)
  • 6623 user
  • 最終掲載日:2016/06/19 00:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※申し訳ありませんが、予想以上に忙しくなってしまったため、ドラマCD発売予定の6月末まで隔週更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全186部)
  • 7130 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 07:00
寄生してレベル上げたんだが、育ちすぎたかもしれない

異世界の神が行った儀式に巻き込まれ、鳥海栄司は異世界に転移してしまう。儀式を行った異世界の神は転移に際し栄司の可能性の具現化であるクラスを引き出そうとするが、普//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全70部)
  • 6594 user
  • 最終掲載日:2016/06/23 18:00
10年ごしの引きニートを辞めて外出したら自宅ごと異世界に転移してた

北条雄二、30才、無職、引きこもり歴10年。両親の死をきっかけに引きこもり脱却を決意し、家の外に出る。が、そこは見覚えのない景色とファンタジー生物が闊歩する異世//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全395部)
  • 8264 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 12:00
ギルドは本日も平和なり

アスカレア王国には、四つの冒険者ギルドが存在する。その中の一つ、冒険者の町タウーレンに存在する冒険者ギルドは、四つの中でも最も忙しいギルドである。 そんなギルド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全69部)
  • 6763 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 09:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ノンジャンル〔ノンジャンル〕
  • 連載(全181部)
  • 9613 user
  • 最終掲載日:2016/05/15 22:28
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全292部)
  • 8137 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 13:33
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • コメディー〔文芸〕
  • 連載(全51部)
  • 7063 user
  • 最終掲載日:2016/06/03 00:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全216部)
  • 7656 user
  • 最終掲載日:2016/06/20 20:03
町をつくる能力!?〜異世界につくろう日本都市〜

ある日の朝に起きた電車の脱線事故。 それは切っ掛けだった。 電車に乗っていた者達は白い空間へと誘われる。 そこに待ち受けていたのは、神を名乗る老人。 老人は言っ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全65部)
  • 8690 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 03:24
傭兵団の料理番

 僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全50部)
  • 6574 user
  • 最終掲載日:2016/05/05 14:00
用務員さんは勇者じゃありませんので

部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。 魔法学園のとある天才少女に、偶然、数十名の生徒・教師ごと召喚されてしまいます。 その際、得られる力をとある生//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全117部)
  • 7526 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 20:43
とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について

異世界召喚に巻き込まれた俺、向田剛志(むこうだ つよし)。 ステータスの鑑定で俺以外の3人の召喚者は職業欄に『異世界からやって来た勇者』となってるのに、俺だけ『//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部)
  • 9759 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 21:56
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです

 俺、一之丞は就職100連敗、さらに記録更新中の無職だった。  面接に向かう途中、トラック事故に巻き込まれ、あえなく死亡。  そして、女神から常人よりも400倍//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全131部)
  • 6651 user
  • 最終掲載日:2016/06/22 00:19
異世界人の手引き書

※カドカワBOOKS様より書籍化決定いたしました! 皆様の応援のおかげです! 本当にありがとうございます! WEB版の削除・ダイジェスト化等はしませんので、ご安//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全165部)
  • 6778 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 00:01
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 8560 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全478部)
  • 8828 user
  • 最終掲載日:2016/06/19 18:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1042部)
  • 6698 user
  • 最終掲載日:2016/06/24 18:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全265部)
  • 7919 user
  • 最終掲載日:2016/06/21 20:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り込みのできる方。月給25万+歩合//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全158部)
  • 6714 user
  • 最終掲載日:2016/06/13 21:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全784部)
  • 6686 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 00:00
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全174部)
  • 7797 user
  • 最終掲載日:2016/06/25 14:19
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全414部)
  • 8811 user
  • 最終掲載日:2016/06/23 23:54
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全152部)
  • 7260 user
  • 最終掲載日:2016/06/21 12:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全217部)
  • 8511 user
  • 最終掲載日:2016/06/18 18:00
↑ページトップへ