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うつじょし!

新卒で入社2ヶ月に適応障害に、以後3回転職済みなメンヘラアラサーの成長記録ブログです

「他人に迷惑をかけないような生き方をしなさい」という洗脳

メンタル

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こぐまです。

私は幼少期から、親(主に母)からある言葉を言われて育ってきました。

 

「他人に迷惑をかけないような生き方をしなさい」

 

日本人ならば、同じことを言われて育ってきた人はけっこう多いのではないでしょうか?

私が銀行に勤めていた頃の話

私は、大学卒業後に地元の地方銀行に入行し、そこそこ大きい支店に配属されました。

来店者は非常に多い店でしたし、周辺地域の小さな支店の母店としての仕事もあり、日々のルーティンワークはわりと量が多かったと記憶しています。

また、銀行での仕事はお客様のお金を扱う仕事ですから、ミスは絶対に許されません。

日々緊張感を持って仕事に取り組んでいました。

 

しかし、自分なりに真摯に仕事に取り組んでいたとはいえど新入社員ですからミスはあります。

私はちょっとしたことですぐにテンパッてしまうタイプなので、ミスがさらなるミスをよぶということも多発しました。

配属後2ヶ月ぐらいは、上司もなんだかんだで「まあ新人だから、失敗から学びなさい」という態度でミスを訂正してくれていました。

 

しかし私はここで、「他人に迷惑をかけないような生き方をしなさい」と育てられてきたことにより、「上司やお客様に迷惑をかけてしまっている」と、ひどく落ち込むようになりました。

 ミスをしてしまった日は、帰宅してもミスの原因は何だったのか?と考えることが止められませんでした。

ついには、寝ているときに仕事のミスをして謝る夢を毎晩見るようになるほど私は追いつめられてしまいました。

 

そして、配属されてから3ヶ月ほど経ったころには睡眠不足により、ますますミスが増え、上司からは見放されたような態度をとられるようになりました。

その結果、食事も喉を通らなくなり、「死にたい」と強く思うようになり、病院で「適応障害」と診断され1ヶ月休職することになったのでした。

 

プライベートでも・・

恥ずかしながら私は27年間ずっと実家暮らしです。

大学も地元でしたし、銀行では基本的に女子社員は自宅から通うのが望ましいとされていたので、一人暮らしをする機会がなかったのです。

銀行を辞めたのもうつになったのが原因なので、退職後は金銭的事情で家を出られませんでした。 

 

そのため、どうしても親と一緒に過ごす時間は多くなります。

もちろんそれは良いこともたくさんあります。基本的に母とは仲が良いので女子会のような話もしますし、一緒にショッピングなどに行くのはとても楽しいです。

ですが、距離感が近すぎて、私の本当にプライベートな話にまで母が首を突っ込んでくることがあるんですね。

 

いかんせん私はメンヘラですから、恋人に夜に電話でグチを言うことがあります。

話しながら泣いてしまうことも、どうしてもあります。

 

それに関して、母がとても怒るのです。

 

現在進行形で電話しながら泣いているときはバレないのですが、泣いた後ティッシュで涙や鼻水をふいたティッシュが枕元のゴミ箱に入っていると、翌朝に泣いたことがバレて怒られるのです。

 

母が私の寝室に入って来なければ良いのですが、私の家は間取りが色々とおかしく、私が寝ている部屋にお仏壇があるので、どうしても母が入ってこなければならないのです・・。

(劇的ビフォーアフターに頼んでこの間取りどうにかしてもらいたいぜ・・笑)

 

それにしても「○○くんに迷惑をかけちゃいけないでしょう!」と怒られる27歳の図、なんだかシュールですよね・・。

 

なので、できるだけ恋人には落ち込んでいても元気なふりをしてしまって、それが原因で関係が破綻してしまうことが何度もありました。

グチを話し始めるとどうしても泣いてしまうので、そもそもグチを言わなければ済むのだと思って、いろいろなことを溜め込んでしまうのです。

 

つい先日も、「彼に迷惑だから我慢しなくちゃ」と思うことがありました。

そうしたら、LINEの返信も怖くてできなくなってしまい、逆に彼に心配をかけてしまいました。

 

そしてようやく「これっておかしいのではないか?」と気づいたんです。

 

私は、「恋人に迷惑を掛けたくないから電話では泣かない」というのではなく「電話で泣いたことが母にバレると怒られるからグチは言えない」という、変な思考に陥っているとようやく気づけたのです。

 

母にそれを伝える

早速、上記のことを母に言ってみました。

おそらく、母はまだ理解できていないでしょう。

けれど私はここで伝えることをあきらめてはいけないと、思いました。

この親子関係はおかしいということを母に理解してもらわないと、私は母のことを一生恨むようなことになりかねません。

根気強く、何度も伝えようと決めました。

 

また、もう私もいい年です。

ちゃんと働けるようになったら、多少無理をしてでも家を出よう、そう決めました。

 

親子関係ってほんとうに難しいです。

血が繋がっているからこそ、距離感がわからなくなるときがあります。

今回のことは気づくのが遅すぎたかもしれないけれど、頑張ります。