栗林史子
2016年6月25日07時36分
英ブランド「バーバリー」の国内ライセンス契約が切れたアパレル大手の三陽商会は24日、2016年6月中間期の純損益見通しを下方修正した。従来のゼロから15億円の赤字に転落する。稼ぎ頭だったバーバリーの後継ブランドが育たず、暖冬による販売不振も重なった。
2月時点の業績予想を修正した。売上高は35億円少ない335億円に、営業損益は赤字が22億円から55億円に膨らむ見通しだ。立て直しのため、全従業員の2割弱にあたる約250人の早期退職者を募る。さらに複数ブランドの廃止も打ち出した。
三陽商会は、英バーバリーとのライセンス契約に基づき、国内向け商品の企画や生産、販売を手がけてきた。だが、契約は昨年6月に切れた。全国の百貨店など約360カ所にあったバーバリー売り場のうち、約100カ所を閉めた。
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