若い世代にはZARDを聞いて欲しいなって思う
— ポジ熊 (@poji_higuma) 2016年6月24日
こんなツイートしておいて、あとから考えてみるとZARDはアニメ『名探偵コナン』のOPに起用されたり24Hテレビで最後の曲に選ばれたりと、かなり露出が高かったっけ。若い世代も聴いてるかもしれない。
この記事では僕のZARDの思い出とともに曲を紹介する。
ZARDとは
ZARD(ザード)は、作詞・ボーカルを務めていた坂井泉水を中心とした日本の音楽ユニットである。
1990年代に女性ボーカルとしては最も多くのCD売上げ枚数を記録しており、シングルでは「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」がミリオンセラーとなっている[1]。また、アルバムでは9作が連続でミリオンを達成しており、史上最多記録である(オリコン調べ)。
1990年台といえば僕はちょうど青春真っ盛り、とはいっても学校の登下校と家でゲームばかりしていた出不精な学生だったんだけど、それでも周りの同級生が聴いたり口ずさんだり街頭のスピーカーから流れてくる美しい歌声で、こんな僕でもZARDのことは知っていた。何かと当時の思い出が曲と紐づけされて、聴くたびに記憶がリフレインし懐かしい気分になる。
「負けないで」は中学校の時に、高校受験で頑張っている同級生たちの励みの曲になっていたようで、校内マラソン大会でもテーマソングとして使われていた記憶がある。高校受験は勉強時間5分、マラソン大会ではブービーという些末な伝説を残した僕も「あ、ZARDだ、良いね」なんて聴きながら感じてた。この人の曲と声は、心にダイレクトに響くんだよ。紆余曲折のない、歪みのない直球なメロディと歌詞は、多くの人の心を強く掴んでいた。
若くして亡くなった坂井泉水という伝説
- 2006年4月9日、PV撮影直後の晩に体調が急変し救急搬送、検査で子宮頸癌が発覚
- 2006年6月、子宮頸癌により入院
- 手術後回復に向かいつつあったものの、2007年4月には肺への転移が発見
- 同年5月26日に坂井は入院中の病院で散歩の帰りに階段から転落、脳挫傷により5月27日に死去
多くの人に愛されつつも、子宮頸癌を患って闘病の後、40歳の若さでこの世を去った坂井泉水さん。その訃報を聞いたとき「嘘だろ」って思った。もう社会に出てた頃だったから、周りの反応はそれなりだったが、学生の頃だったらきっと、周りでは泣き出す人もいたんじゃないかな。
1992年8月7日、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にて音楽番組初出演を果たし、1993年2月5日の『ミュージックステーション』で「負けないで」を歌ったのが音楽番組への最後の出演となった。
テレビにもほとんど出ない方だった。かろうじて記憶に残っているのは、Mステでタモリさんからの質問に真面目に答える坂井泉水さんの姿。メディア露出が少ない、にも関わらず音楽だけで多くの方に愛された(今も愛され続けている)ZARDが伝説であるというのは、ここにも所以があるのかもしれない。
追悼式に参列したFANの数は、なんと4万人を超えるという。動画を視聴するとご覧いただけるが、みな、ZARDの曲を口ずさんで涙を流し、坂井泉水さんの死を悼んでいるのがわかる。僕もこれを観ただけで涙が止まらなくなる。
死後もFANの要望により色々な場所で彼女の曲は使われており、さまざまなイベントが開催されている。不運にも若くしてこの世を去った彼女であるが、遺した曲は長きにわたり愛され続け、色褪せることはないだろう。
アニメ『名探偵コナン』や『スラムダンク』で使われた曲
1998年 第96話~第123話(OP)
2003年 第307話~第328話(ED)
2005年 第394話~第414話(OP)
2006年 第425話~第437話(ED)
ほかにも『明日を夢見て』『グロリアスマインド』『愛は暗闇の中で』が使用されている。
『運命のルーレット廻して』は、一緒に観ていた兄弟で大合唱した記憶があり、リアルタイムで紐づけしていた思い出がある。ZARDに限らず、愛内里菜やDEENなどを『名探偵コナン』から知ったという人も、少なからずいるのではなかろうか。
カラオケで誰かが歌っているのを、何度聞いたか覚えてない、それだけに幅広い年齢層に愛された『マイフレンド』は、それを広めたアニメ『スラムダンク』にも功績があるだろう。この曲を聴くと、スラムダンクが見たくなる!という人も多数いらっしゃるようで。
甘く切ない恋心を思い起こさせる曲
ここは管理人セレクション
『負けないで』以上に心にぐっとくる、淡く切ない恋心を描いたこの曲は何度聴いてもジーンとくる。不器用ながらも両想いでピュアな男女の心を良く表しているなぁと。ジョギングの時もこれを聴くと、不思議と元気になる。
奥ゆかしさと情熱を、夏を待つセイルという言葉を比喩して歌いあげている優しい局長が特徴の名曲である。聴いていると、何か懐かしい暖かさのようなものが心の奥からこみあげてくるのがわかる。
サビの永遠を綴ったフレーズを聴くと、こんな気持ちになれる日がいつか来るのだろうかと思わされる。ZARDが綴る恋愛というのは、ただ盲目的に浮かされた雰囲気だけじゃないんだよね、いつまでも続いてほしいという恋に対する気持ちをクリアに表現している。僕の中ではZARDはいつまでも「永遠」。
ツイッター民がつぶやくZARD
ZARDにハマった pic.twitter.com/H9V9wolKKd
— しけお@自発なう (@Siokekun) 2016年6月24日
ZARDいいよ、聴いてみな。
— 色白おばけ (@white_obake) 2016年6月23日
ZARDの大切な日が過ぎ、どこのCDショップもZARD特設コーナーを縮小・撤去と淋しい思いがしますが、バンダレコード本川越店だけは、今日もZARDを大音量で流してくれていて、ZARDへの力の入れ方がハンパではありません😉✴ pic.twitter.com/7RAdJkIneL
— 心を開いて (@SYbdream) 2016年6月18日
いつまでも青春を思い出させてくれる、ZARDの優しく心に響く曲は、これからも僕らの中で生き続けるのだろうな。やっぱり、若い世代にも聞いてほしいなって思うわ。