佐久間まゆというアイドルについて
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佐久間まゆというアイドルについて

2016-05-21 11:32
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佐久間まゆというアイドルについて


最近まゆについて盛り上がってるようなので


ブロマガを始めて一週間以上経っているのに、何も記事を書かないというのもアレなので。最近話題のまゆについて書くことにしました。そもそもブロマガとかいうのを書くのが初めてなので、非常に見にくい可能性がありますが、そこはご了承ください。またはアドバイスください。


注意:ここでの「佐久間まゆ像」はあくまで私個人のものであり、「皆さんの佐久間まゆ」とは異なる可能性があります。また、カード名は【】表記とします。



アニメが放送終了しデレステが始まって以来、シンデレラガールズの世界も広がったと同時に、多くの人に触れやすくなりました。


そんな中で佐久間まゆは、コミュが怖い



だとか、

左手首が隠れてて絶対に見えない



だとか、

サインが「love P」になってる



などの話題で度々盛り上がる(?)アイドルです。


さて、皆さんは「佐久間まゆ」というアイドルについてどういった印象を受けますか?


モバマスに実装された当初は「ヤンデレキャラ」を体現したような存在とされ、実際多くのユーザーからはヤンデレといえばまゆみたいなイメージがあったことでしょう。(まゆが初の上位報酬となったプロダクションマッチフェスティバルは通称「病みのゲーム」と呼ばれた)

今では「ポンコツ」と言ったイメージや、お姉さんキャラのようなイメージもだいぶ広まってきたことで、以前ほど強いヤンデレのイメージはなくなってきたことと思います。それでも、アニメ14話ではホラーアニメのような扱いをされたり、デレステのコミュが少々ホラー風味だったりと再び「病み」感を醸し出してきている部分もあり、まゆの要素の一つとしてヤンデレというのは残ってると言えるでしょう。

さて、ここからが本題。アイドル佐久間まゆがシンデレラガールズが始まってからどのような軌跡を辿って来たかというのを、僕の視点からつらつらと書いていきたいと思います。


まずはまゆのプロフィールから

佐久間まゆ

年齢:16歳
誕生日: 9/7
出身:仙台
身長:153cm
体重:40kg
3サイズ:78/54/80
血液型:B型
利き手:両利き
趣味:料理・編み物

とまぁこんな感じになります。

特筆すべきは身長ぐらいでしょうか。153cmという低身長は意外だったみたいな意見を登場当時はよく見ました。


では、まゆのカードを順を追って説明して行きますが、佐久間まゆを話すにあたってよく言われるのが【永遠のキズナ】のカードを機に、佐久間まゆの物語は大きな転換を迎えるということです。


【永遠のキズナ】以前

登場したばかりのまゆは、プロデューサーに運命を感じて所属していたモデル事務所をやめてアイドルに転向してくるという中々にぶっ飛んだ娘でした。セリフなども、有名な「他の子との話、楽しいですかぁ?」「あらプロデューサーさん♪いまあの子見てませんでした? ねぇ?」といった、他のアイドルに目を向けることを気にする台詞が多く、「負けちゃった…。負けたら…褒めてもらえない…負けたら…」など、負けること自体よりも、負けに付随するプロデューサーの言葉のみを気にかけるような台詞が目立ちます。


極めつけは「あなたたち…邪魔」


というこの台詞。全アイドルを見ても非常に珍しい他人に攻撃的な台詞です。


また、直接関係はありませんが、「シンデレラガールズ劇場」にて、難波笑美に「まゆはプロデューサー絡まないとええ子やな」と言われたり、「GPSで車の走行距離は把握している」といった台詞を言ったりしています。これは逆に言えば、「まゆはプロデューサーが絡むといい子とは言い難い」という考え方も出来ます。そして、車にGPSをつけて走行距離を把握するというのも些か常識から外れた行為とも言えるでしょう。

これらのことから考えて、この時期のまゆは、所謂「病み」の要素が少なからず存在したと言えると思います。


【永遠のキズナ】



現在の佐久間まゆを語るにあたって、多くの人が外すことができないと言うであろうこの一枚。

厳密には、カードそのものと言うよりも思い出エピソードが大きな転換であり、今までのまゆに見られた「プロデューサーと結ばれたい」という願いを自ら打ち砕く台詞







この台詞です。多くのまゆPはこの台詞にいろんな意味で魂を揺さぶられたに違いないでしょう。

つまり、まゆは「アイドルである限りプロデューサーと結ばれることはないが、アイドルである限りプロデューサーと共にいることができる」という道を選んだのです。そういった部分がこの台詞から伺うことのできるまゆの想いでしょう。


ここから、いわば佐久間まゆというアイドルの「第二幕」が始まるわけですが、それ以降にも気になるセリフがいくつか存在します。


まずは、【ミニオンルージュ+】の「よそ見はやめましょうね。約束♪大変なことになりますから」というセリフ。この時点ではいつも通りに「プロデューサーに自分のことを見ていて欲しい」という意味合いのセリフだと思えるのですが、デレステのSSR【フィールマイハート】の




「ちゃんと、まゆのこと、見ててくれました?一生懸命アイドルしてる間は、舞台袖を、チラチラ見るわけにはいきませんから」というこのセリフから、「まゆ自身がアイドルをやる際によそ見をしてしまうと、アイドルとしてのパフォーマンスが100%発揮できなくなってしまう」という取り方ができるのではないかと考えました。(デレステのMVで思いっきりチラ見してるとかいうツッコミはなしで)

つまり、【永遠のキズナ】で「アイドル」として歩み始めると決めた以上、よそ見をするわけにはいかないということを自分に言い聞かせているセリフなのです。

そして、【紡ぐ想い】の「隠してた想い、溢れ出ちゃう…」というセリフには、多くのPが「いやいや隠してたってどういうことやねん……もろバレやろ……」という反応をしていましたが、この「隠してた想い」というのは、一度まゆは【永遠のキズナ】で「プロデューサーのアイドル」として進んで行くことを決めたのに、男女としてプロデューサーのことを好きであることをやめられない「想い」であると考えることはできないでしょうか。


「いやいやそれも隠せてないやろ」と思われるPもいるかも知れません。しかし、まゆは一度ユニットでこういったセリフを言っています。




「似てるかもって…。私も気持ち、伝えるのが下手だから…」


ここから、自分の気持ちを上手く伝えることができない。とまゆ自身が思っているのだとすれば、「こちらから見ればもろバレだったと思われるような態度でも、まゆからしてみれば伝えられてなかった」という可能性があります。

また、【夜の一面】での「好きな人は胃袋を掴めってよく言うし…ううん、そうじゃなくて、まゆはただプロデューサーさんの食生活が心配なだけなんだから…」というセリフでは、「プロデューサーを射止めるのではなく、ただ心配しているだけ」と自分を言い聞かせたり、【夏の秘めごと】では


「報われない恋を嘆いた女の子の役だったら、なおさらです……ほら、自然と涙が流れてきて……」といったように、自分の報われない恋を嘆いている描写が見受けられます。やはり、【永遠のキズナ】で「プロデューサーのアイドル」となることを決めた後でも、プロデューサーのことを諦めることはできない、といった感情がまゆのセリフの端々から伝わってきます。



【フィールマイハート】



そして、実質まゆの現在最新のカードであるデレステSSR、【フィールマイハート】

デレステのカードである以上、モバマスのカードと比べての時系列というものは本来存在しないのでしょうが、今回はこれを【紡ぐ想い】よりも後の時系列と見て話を進めて行きます。




「ファンのみんな、大好き…まゆ、みんなのこと、本当に好きですよ」というセリフがあります。ファンに言及するセリフが今までほとんど存在せず、なおかつファンのことを好きだと断言している最初のセリフです。【永遠のキズナ】から、アイドルというものに対して真剣に向き合い始めたまゆは、今までアイドル活動をしていて見えなかったものが見え始めたのです。ここで「本当に好きですよ」と念を押しているのは、やはりまゆ自身が自分の気持ちを上手く伝えるのが下手だと思っていることに起因するものだと思われます。


そして、特訓エピソードでまゆは新たな決断をします。




「最高に魅力的なアイドルになって、プロデューサーさんを抑えきれなくしちゃうこと。……全部あげます。アイドルのまゆも、まゆの未来も♪」


言葉だけなら今までのまゆと大差ないかも知れませんが、このまゆがプロデューサーのアイドルとして生きる決意をした後のまゆだとするならば、一度諦めかけた上での思いなので、覚悟が違います。

ここでの最高に魅力的なアイドルというのは=トップアイドルと言ってほぼ間違いないでしょう。


つまり、プロデューサーのアイドルとしてトップアイドルになると同時に、プロデューサーも手に入れるという宣言をしたと言えます。どちらかを諦めるのではなく、両方を手に入れるということです。


アイドルマスターの世界で、よく最強のアイドルと言われる日高舞は、Sランクアイドルになり、結婚をしてアイドルをやめたと言われています。まゆもその領域まで到達し、誰も文句の言えないほどのアイドルとなり、全てを叶えることを目標としたのです。【フィールマイハート】をセンターにした時の曲選択でまゆは、「みんなに応援して欲しいの、だから、お願い!」と言います。この「応援」というのは自分とプロデューサーの仲を応援して欲しい、ということでしょう。


この結論が、私の考える「佐久間まゆ」の一つの到達点です。まゆは元々、プロデューサーのことが好きだから、プロデューサーと一緒にいることのできるアイドルになりました。つまり、元来まゆにとってアイドルとは「手段」に過ぎないのです。この段階でも、未だ「手段」感は拭えません。しかし、「ファンのみんなが好き」というセリフからも、100%「手段」でしかないかというのも違うと言えるでしょう。


まゆが、アイドルそのものを精一杯楽しみつつ、その頂点に至った暁には、プロデューサーと結ばれる。その最高の結末にまゆが至ることが「アイドル 佐久間まゆ」の理想のアイドル活動であると私は考えています。


今回はここで終わります。時間があればエヴリデイドリームやあいくるしいに関するお話なんかもしたいと思ってますので、また機会があればよろしくお願いします。(意見や質問等があれば、ツイッターアカウント、@mizun1221までお願いします)


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最高の記事をありがとう。
1ヶ月前
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>「ファンのみんなが好き」というセリフからも、100%「手段」というのも違う

「自分の恋の成就の糧になってくれる人」の呼称として”ファン”という言葉を使っている可能性。
邪魔するような事態になったら・・・?

しかしまあ、考察が楽しいのは良いことですな、それらセリフを考えてる人たちすごい優秀だわ。
これぞ本当のプロデューサー?
1ヶ月前
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