2016年6月25日07時14分
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場になる新国立競技場の基本設計が完成し、整備主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が24日、新たな完成予想図を公開した。設計を手がける建築家の隈研吾氏は記者会見で「採用された案を元に改善し、イメージ通りにできた。短期間でできてうれしい」と話した。
「木と緑のスタジアム」のコンセプトなどはそのままに、障害者団体やスポーツ団体などの要望を採り入れ、コンペ時から細部を変更。1階に造る予定がなかった健常者用トイレを置き、第2層の観客席の車いす席は分散して配置し、様々な角度から観戦できるようにした。選手控室は四角から楕円(だえん)形に変え、中央に立つ監督に選手の視線が集まりやすくした。旧国立競技場にあった野見宿禰(のみのすくね)像とギリシャの女神像の壁画は、東側ゲートに設置される。
今後は予定通り、11月までに実施設計をまとめ、年内に着工できる見通し。2019年11月に完成見込みで、工事費は約1490億円としている。
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
PR比べてお得!