トピック「イギリス」について
なんだかんだイギリスはEU離脱するわけないだろうとは思ってましたが、蓋を開けてみればまさかの離脱。速報を目にしたとき誤報かと思いました。
24日の朝6時に、英ユー・ガブ社は、残留が優勢と発表しました。この発表を受け、ポンド円は一気に160円まで上昇。ドル円も一時107円まで上がりました。同社は、2014年のスコットランド独立住民投票の結果も正確に予想した実績があるため、この時点で僕自身残留確定を疑いませんでした。
しかし、その後各地区で発表される投票結果は、いずれも離脱優勢のものばかり。こうして徐々に流れが離脱に傾き始め、ポンド円は160円から転げ落ちるように下落。そして13時過ぎ離脱が勝利と正式に発表。
この発表を受けてポンド円は一気に133円まで暴落。
ポンドにつられる形でドル円も一時100円を割り込み98,93まで暴落。(DMMFXでのレート)
もしも離脱となった場合、ポンドは最大15%の下落、値幅にして15〜20円ほど下落すると予想されていました。ところが実際のポンド円は予想を大きく上回る27円の下落幅。スイスフランが暴落した時でさえ、10円の下落幅だったというのに、それを遥かに凌駕する値動きとなりました。僕はDMMでレートを見ていましたが、その時のポンド円のスプレッドは最大60銭ほどでした。
瞬間とはいえドル円が100円を割り込み、98円までつっこんだわけですから、これは介入してもおかしくはないと思いましたが、13時15分の会見で麻生太郎氏の口から出てきた言葉は、「協調介入について申し上げる段階にはない」「為替についてコメントすることはない」というまさかの発言。このタイミングでそれを言うのかよてめーと思いました。同時に100円を割ってもこういったコメントしかできないということは、よっぽど介入のハードルが高いんだろうなと市場に判断されてしまい、ドル円の戻り高値が17時台につけた103,28で、その後は下落する一方。NY時間に入ってもトレンドは変わらず102円台前半を推移していました。
こうなってしまっては米国の利上げも困難だろうし、なおかつ介入が期待できない以上、もはやドル円は上がる材料がないということになります。
よって、再度100円割れという展開も十分に考えられます。もしやるなら、ドル円は103円台の後半を戻り売りで、買い戻しは102円後半近辺、ストップは104,30ぐらいのイメージといったところでしょうか。ドル円は上がる理由はないので、とにかく戻り高値を叩くオペレーションになるでしょう。
ちなみに、僕はこの日ルール無視をして引退級の損失を出しました。それはまた今日の夜ブログにアップしますのでお楽しみに。
ではでは。