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キャメロン英首相 辞意表明 EU離脱派勝利で

辞意を表明するキャメロン英首相
辞意を表明するキャメロン英首相
Photo By AP

 英国民投票で欧州連合(EU)離脱が過半数を占めたことを受け、残留を訴えてきたキャメロン首相(49)は24日、首相官邸前で、引責辞任する意向を表明した。10月の保守党大会までに辞任し、新首相となる後継者が選ばれる見通し。最大野党で残留を支持した労働党のコービン党首の責任を問う声も出ている。英内政の混乱は避けられない。

 キャメロン氏は「国民の(EU離脱の)意思は尊重されなければならない。EUとの交渉は新たな首相の下で行われる」と述べた。

 EU離脱の是非を巡って国論は二分され、国民の間に大きな亀裂を残した。世界経済にも大きな影響が出ており、英経済の後退も懸念されている。

 キャメロン氏は2010年5月の総選挙に保守党党首として臨み、第1党の座を確保。英国としては第2次大戦後初の連立政権を樹立し、労働党からの政権奪還に成功、43歳の若さで首相に就任した。15年総選挙で保守党は過半数を獲得、18年ぶりとなる保守党単独政権を打ち立てた。

 ◆キャメロン英首相 1966年10月9日、ロンドン生まれ。裕福な株式仲買人の家庭出身で、19世紀の国王ウイリアム4世の血を引く。有名私立校のイートン校からオックスフォード大に進学後、保守党の調査部門やメディア関連企業に勤務。20代の若さで財務相や内相の特別顧問を務めたエリート中のエリートで、2001年に下院議員に初当選した。総選挙で3連敗した保守党の再建を託され05年、39歳の若さで党首に。エネルギッシュで巧みな弁舌が人気で、10年の総選挙で13年ぶりに政権を奪還し、1812年以降で最も若い43歳7カ月で首相に就任した。(共同)

[ 2016年6月24日 16:33 ]

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