赤ちゃんってなぜ”笑う”のだろう
言葉もわからないのに不思議ですよね。実は、”楽しい”から笑っているわけではないようです。
「笑う=楽しい」だけではないみたい
まだ言葉も覚えていない赤ちゃんがなぜ笑うのか?そのテーマについては進化論のダーウィンや哲学のフロイトも研究していたと言われています。
「赤ちゃんが笑う理由=楽しい」だけではない
生まれたばかりの赤ちゃんの笑顔は母親へ向けられたもの
赤ちゃんが微笑む意味は2つあった
もしくは新生児微笑と言います。よく生まれたばかりの赤ちゃんの笑顔は、顔の筋肉がたるんだだけだと言われたりしますが、これは生理的な笑いで、母親に向けて発信しているそうです。
※画像はイメージです
赤ん坊が初めて「笑顔」を作るのは生後6週間ごろ
この笑顔自体は本能による微笑みであり、本当に赤ちゃんが楽しいと思って笑顔を見せているわけではありません。
母親が赤ちゃんが笑顔のときに、世話やあやしをしてあげると、直感で笑えばお母さんは世話をしてくれると感じるようです。
笑顔のような表情をつくる事でどんな状況であっても自分を守ってもらえるようにしている自衛本能
つまり、「笑う=守ってもらいたい」と本能で訴えている状態です。
笑いを認識している状態です。
※画像はイメージです
初めて「笑い」を始めるのは生後3ヶ月半~1年ごろ。
周りの人が悲しい・不愉快・びっくりしている時よりも、周りの人が幸せな時の方が笑いやすい
縫いぐるみのような「物」を使って「いないいないばあ」をする時よりも、お母さんやお父さんをはじめ「人」が「いないいないばあ」をした時の方が笑う
これは自分が笑う事で周囲の雰囲気が明るくなり、大人に優しくしてもらえるなどの事を感じとるため
つまり「笑う=周りを明るくするコミュニケーション」と認識している状態です。赤ん坊ですが、わかっているということ。
赤ちゃんは”微笑み”でコミュニケートしている
赤ちゃんは、意識して笑顔を作っているわけではありません。本能の働きで生理的微笑をすることで周りの人が笑顔になり、優しくしてくれる。……
母親の笑い声だけでも赤ちゃんは安心する
母親が笑うだけで、赤ちゃんは嬉しいだけでなく、安心もします。
そう感じることを体験していく中で、この表情は役に立つらしい、と感じて笑顔を繰り返すようになるのです。
本能による「生理的微笑」で愛情を確かめ、次第に「社会的微笑」を身につけていくそうです。
赤ちゃんにはたくさんの笑顔を与えましょう♩
逆に表情の乏しい人に囲まれて育つと、赤ちゃんも表情の乏しいまま成長していくことになります。
発達心理学の世界では、生後1年間の時期に、絶対的に受け入れられた経験によって築かれた「基本的信頼関係」が、その後の赤ちゃんの心の成長の上で重要とされています。
アタッチメント理論でも触れられています。
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