パーキンソン病を患う高島の父を介護するために俳優業を引退した高知容疑者。今年5月には横浜市内にエステサロンを開店。第2の人生を歩み始めたかに見えたが、覚醒剤に溺れていた。
逮捕容疑は、24日午前9時半過ぎ、横浜市南区のラブホテルで、知人で独身のクラブホステス、五十川敦子容疑者(33)とともに覚醒剤と大麻を所持していた疑い。2人で逮捕された。
高知容疑者らは別々の車でホテルを訪れ、同2時過ぎにチェックイン。麻薬取締部が8時半ごろ室内に踏み込んだ際、2人はベッドで就寝中だった。捜査関係者は「暴れたり、泣いたり、取り乱した様子はなかった」と説明。2人とも服は着ていなかったとみられる。ともに「自分たちで使うために持っていた」と容疑を認めている。
同部は室内から覚醒剤約4グラム、大麻たばこ3本と乾燥大麻1塊の計約2グラム、ガラス製の小瓶、ストロー約6本などを押収。小瓶には焦げ跡があり、2人があぶって吸っていたとみて、薬物の入手先を調べるとともに、尿鑑定などをして使用の疑いでも捜査する。五十川容疑者がホテルの駐車場に止めていた車からも薬物が入っていたとみられる空のポリ袋を発見。2人が複数のホテルで複数回会っていることも確認しているという。