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【サッカー】

リオ五輪OA枠最後の1枠は興梠 一度断るも「テグさんだから」

2016年6月24日 紙面から

22日のFC東京戦の前半、ボールキープする浦和FW興梠=埼玉スタジアムで(北田美和子撮影)

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 日本サッカー協会は23日、リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU−23(23歳以下)日本代表が活用する24歳以上のオーバーエージ枠の3人目にFW興梠慎三(29)=浦和=が決定したと発表した。OA枠は既にDF藤春(G大阪)とDF塩谷(広島)が選出されており、最後の1人となった興梠は「メダルを取りたい。若い選手が思いきりプレーできるようなプレーをしたい」と抱負を語った。

 興梠は「最初は断った」と照れくさそうに切り出した。しかし、旧知の手倉森監督から「一緒に戦ってくれ」と熱く説得され、「思いが変わった」という。2008年北京五輪世代だったが、本大会のメンバーからは漏れた。しかし、J1通算92得点を記録するなど実績を積み上げた。

 「岡崎(レスター)とか本田(ACミラン)と同じ年ですけど、昔は同じくらいのレベルだった。今はどんどん離されているけど、『自分もやればできるんだぞ』って試すいい機会。行くからには全力で、今まで出したことのないような気持ちで臨みたい」。

 20代前半に競い合った仲間が海外で活躍している。国際大会と縁のなかったストライカーは「テグ(手倉森)さんだから一緒に戦いたいと思った。その期待に応えたい」とおとこ気で決断。指揮官と若手のために、48年ぶりメダルを自身の両足でたぐり寄せる。 (占部哲也)

 

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