イギリスが国民投票の末にEUから脱退を決めましたね。
出典:英国EU離脱は、英国の終わり、欧州の衰退、世界の停滞をもたらす | 小幡 績 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
為替オタクな僕は2か月くらい前から6月24日の開票日は手帳に記入して、楽しみにしておりました。
ほぼ拮抗した状態で向かえた選挙当日。残留派優位!という速報が出たものの、最終的に予想が覆って離脱。結果が開票率は80%近くになってようやく結果が見え始めるほどの大接戦。会社の昼休み、家でご飯を食べていた僕は大興奮でした。
今回はこのイギリスのEU離脱の件について書いていきます。
そもそもなんでイギリスはEUを脱退したいの?
イギリスがなんでEUを脱退しようとしているのか?
それは簡単に言うと「難民・移民の受け入れがしんどいから」ですね。
イギリスは社会保障が充実しているので、いろんな国から難民・移民が来ます。すると税負担が多くなるのはもちろんのこと、移り住んだ人が雇用を奪ってしまったりとわりと良い事がなかったんですね。
でも、EU諸国には「難民を拒むことはできない!」というルールがあります。だから仕方なーく我慢して受け入れていたんです。
日本にはどんな影響があるの?
①イギリスに拠点おいてた企業が移転!
イギリスがEUを脱退してしまうと「ロンドン」の地位がガタ落ちします。
ロンドンはヨーロッパのニューヨーク的な位置づけですから、世界のいろーんな国の銀行や企業が欧州拠点を置いているわけです。
しかし、イギリスがEUを離脱するとヨーロッパを自由に行き来できなくなります。そんなの欧州拠点の意味がありません。だから多くの企業がロンドンを離れてしまう…失業者が大量に出てしまう…ということになります。
ロンドンに拠点を置いていた日本の大企業も移転せざるを得ません。たーいへん。大きな痛手を負う事になりますねー。
②円高が進む
通貨の価値というのは国の信頼の程度です。
EUの中でイギリスは2番手国。イギリスを欠いたEUは一気に信頼を失い、ユーロの価値は下がります(ユーロ安)。イギリスのポンドも言うまでもなく下がります(ポンド安)。結果、ユーロ安ポンド安、円高が進むわけです。
そして円高は基本、日本の景気を悪化させます。
日本は輸出企業が多いので円高になってしまうと、物が売れなくなってしまうんですねー。特に現在下がりまくってるユーロやポンドを使っている方々は日本の商品なんて買えたものではありません。
ヨーロッパに拠点を置いているような大企業は痛手を負うわけです。今日の日経平均株価は1286円安とかいう意味わからない下がり方しました。
今回の国民投票のすごかったところ
EUからイギリスが離脱すると言うことは、日本でいうところの北海道が独立!みたいなことといっても過言ではありません。
投票率は72%ということでめちゃくちゃ国民の関心が高いことが分かります。今の日本の投票率なんて50%とかですから。
今回の選挙のすごいところは本当に僅差だったことです。
選挙直前に議員が殺されると言う事件が起こりました。
うひゃーひどいなぁ。日本は政治で人死んだりすること少ないから幸せですね。東京の知事を降ろすのに誰の血も流れないというのは素晴らしい民主主義国だって橋下徹さんも言ってました。
離脱派が微妙にリードしていた中、射殺事件で残留派が逆転します。
そして、選挙当日。投票が終わったあと、離脱派の独立党党首が呟きます。
「残留派が勝ったようだ…」と。
悔しまぎれの一言。くっそーって思ってたんでしょう。これで全世界が安心します。よっしゃーなんだかんだ残留だーって。
しかし、文字通りふたを開けてみるとびっくり。
競っているどころか、離脱派が優位だったんですから。
そしてずるずるずる…と進んでいって離脱が決まりました。
結果を受けて、キャメロン首相が辞意を表明。スコットランドが独立の是非を問う国民投票に動き出しました。麻生総理も会見したり、G7も会見したり忙しそうです。
いやーとにかく予想が二転三転して白熱でした。
日本の選挙もこれくらい盛り上がればいいのになぁ。なんてたって選挙の前に不倫大好きな国ですから困ったものです。
今後の世界経済にも注目していきまーす。
おまけ:今日のFX戦績
世界がドタバタしている中、僕はちょこちょことDMM FXで為替取引。
本日はトータルで2万円ほど利確です。
こればっかりは離脱ありがとーございやした。ユーロを底値近くの109円台で買えたのが何よりの戦果です。やったーボーナスだー。最後に軽く宣伝。FXを始めるなら、DMM FXが一番使いやすいですよー。アプリがいいんですよねー。アプリが。
ちぇけ
P/S
しんまさーん (id:youkenwoiouka)、今日はロスカットでしたか?