トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

阪神・福留、日米通算2000安打までM2 勝利で祝う

2016年6月24日 紙面から

金本知憲監督が見守る中、ハツラツと打撃練習する阪神・福留孝介=甲子園で(飯室逸平撮影)

写真

 プロ野球はセ・パ交流戦が終わり、24日から同一リーグ内の対戦が再開される。パ・リーグは交流戦で2年連続の最高勝率を収めたソフトバンクが、2位ロッテに7.5ゲーム差をつけ、早ければ27日にも史上最速で優勝へのマジックナンバーが点灯する。これは1965年7月6日に南海(ソフトバンクの前身)のマジック「62」点灯を上回るプロ野球史上最速となる。セ・リーグ首位の広島は6連勝中。日米通算200勝まであと2勝に迫った黒田は、先発予定の29日のヤクルト戦で王手をかけられるか。阪神は、福留が日米通算2000安打まであと2本としている。

 阪神の福留孝介外野手(39)が23日、あと2本に迫っている日米通算2000安打を、リーグ再開となる24日の広島(マツダ)で達成し、低迷するチームを勢いづけることを約束した。

 節目の1本は、チームの勝利につながればいい。日米通算2000安打達成を期待して盛り上がる周囲とは対照的に、福留は冷静だった。

 早期達成への意欲を問われると「まあ、別に…」と興味を示さなかったが、チームを勢いづける安打となるならば話は別だ。

 「チームが勝つことが第一なので、その中でできることをやっていければ。頑張ります」と、リーグ再開初戦となる24日の広島戦へ目を向けた。

 24日の広島の先発は、今季初対戦となるジョンソン。チームは昨年5試合で0勝3敗、防御率1・08と抑え込まれたが、福留は対戦成績13打数5安打、打率3割8分5厘と相性はいい。ジョンソンの印象を問われ、「外国人!」と冗談で返したように印象は悪くない。

 再スタートへの準備は整った。20日の交流戦終了後は静養。「ゆっくりした2日間だった」とリフレッシュした。甲子園での3日ぶりの練習ではフリー打撃で42スイング。「悪くない状態だと思います」。柵越えはなかったが、鋭い打球を広角に打ち分けた。

 金本監督も死角が見当たらないベテランへ信頼を寄せた。「(リーグ戦再開は)一つの区切り。次の区切りは球宴かな。そこまで1カ月もないので、そこまでぶっ飛ばして…孝介にも頑張ってもらってね。(球宴まで)フル回転して、また球宴の時に休みを取るからね」と7月15日の球宴まで17試合のフル出場を指令。さらに「孝介は本塁打20本ぐらい」と2年連続の20本塁打をノルマに課した。

 福留もチームのため、身を粉にして戦うつもりだ。7・5ゲーム差の首位チームを踏み台に、日米通算2000安打を成し遂げる。(西岡誠)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ