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スコットランド、EU残留のため英から独立へ=首相示唆

2016年6月24日(金)18時30分

6月24日、スコットランド行政府のスタージョン首相は、英国全体ではEU離脱派の勝利が確実となる一方、スコットランドの投票結果は「残留」が上回ったことを受け、スコットランドはEUの一部であり続ける意思を明確に示したと語った。グラスゴーで23日撮影(2016年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

 スコットランド行政府のスタージョン首相は24日、スコットランドの将来は欧州連合(EU)内にあると述べた。英国民投票では欧州連合(EU)離脱が決定。同首相の発言を受けて、スコットランド独立に向けた機運と英国が分裂する可能性が高まるとの見方が出ている。

 スタージョン首相は、国民投票で、スコットランドの投票結果は「残留」が上回ったことを受け、スコットランドはEUの一部であり続ける意思を明確に示したと強調。「スコットランドの人々は自分たちの未来がEUとともにあると考えていることが明確になった」と述べた。

 スコットランドの投票結果は残留が62%、離脱が38%と、英国全体の結果(残留48%、離脱52%)と大きな差が出た。

 

[エディンバラ/ロンドン 24日 ロイター]


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