不気味な動きをする4足歩行ロボットを次々と発表し話題を呼んできた、グーグル傘下のロボット研究所ボストン・ダイナミクス。このたび同社が、さらなる新型ロボットを発表したのでご報告したい。
これまでは、まるで牛のような大きなロボットを発表していた同社だったが、今回は中型犬サイズへと一気に小型化。デザインも変更され、様々な役割を果たすアームも搭載しているという。
・新型ロボットの名前は「Spot Mini」
ボストン・ダイナミクスが発表したその新型ロボットの名前は『Spot Mini(スポットミニ)』である。以前、当サイトでもご紹介した「Spot(スポット)」の小型版にあたるロボットのようだ。
・親しみやすい雰囲気
動画でスポットミニを見ると、 “ミニ” というだけあって、足は細く、胴体の部分もかなりコンパクト。どことなくデザインも洗練されたような印象で、これまでのゴツゴツしたイメージと違い、親しみやすい雰囲気となっている。
・収納可能な「アーム」を搭載
スポットミニの最大の特徴は、収納可能な「アーム」を搭載している点にある。動画の49秒あたりでアームを伸ばした状態を見ることができるのだが、まるで首の長い恐竜の骨のように見えて、この状態だとやはりちょっと不気味だ。
この収納可能なアームは先端がくちばしのようになっており、力加減の難しいガラスのコップや、アルミのなどを口にくわえて運ぶことが出来るらしい。さらには本体が倒れてしまった時も、このアームを使えば起きあがることも可能なのだそうだ。
・いつかAIBOのようなロボットが誕生するかも
これまで「不気味でキモチち悪い」と話題になっていた同社のロボットだが、このスポットミニに関しては動きも自然で、アームを畳んだ状態でなら犬の形に見えなくもない。
なぜか急に親しみやすいデザインへと進化した、このボストン・ダイナミクスのロボット。もしかすると、かつて流行したAIBO(アイボ)のような可愛いらしいロボットが、いつかこのボストン・ダイナミクスから誕生するかもしれない。
▼新型4足歩行ロボット「Spot Mini」の動画がこちら
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