ベッテルニュース
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- 2016第8戦ヨーロッパGP
- 2016.06.21
【2016F1ヨーロッパGP】盤石の走りでベッテルが2位!記者会見・インタビュー「力を合わせていい仕事をした」
【2016年F1ヨーロッパGP 結果】
1位 ニコ・ロズベルグ
2位 セバスチャン・ベッテル
3位 セルジオ・ペレス
4位 キミ・ライコネン
5位 ルイス・ハミルトン
2016年F1ヨーロッパGP ベッテルの経過
FIAのサイトで、全車の全周回タイミングデータをPDFで公開しています。
Event & Timing Information Grand Prix of Azerbaijan
(FIA公式サイト)
3人を除いてスーパーソフトでスタート。
| L1 | ベッテルは3番手グリッドからスタートし、3位をキープ。 |
| 1周で2位のリカルドに1.6秒の差をつけられる。 | |
| L4 | ベッテルがリカルドのペースを上回り始め、1秒差以内に。 |
| L5 | 1コーナーでリカルドをパスし、2位に。セクター1だけで2秒差をつける。 |
| L6 | リカルドがピットイン。 |
| リカルドはベッテルの23秒後方に戻る。 | |
| L7 | コースに飛んできたビニール袋がベッテルのマシンに引っかかる。 |
| アダミ「ボックス、セバスチャン」 ベッテル「本当に? タイヤはいい状態だ」 アダミ「リカルドにアンダーカットされる」 | |
| L8 | ライコネンがピットイン。ペレスが3位に。 |
| L9 | ベッテルは51.1のペースをキープ。リカルドは1秒速いペースで、差が徐々に縮まる。 |
| L12 | ライコネンがファステスト更新、1:49.735。 |
| L13 | ベッテルが自己ベスト更新、1:50.432。リカルドとは18.5秒差。 |
| 以降、ベッテルは50秒台前半にペースアップ。 | |
| ピットエントリーの白線を横切ったため、ライコネンに5秒加算ペナルティーが科される。 | |
| L15 | ベッテルが3周連続で自己ベスト更新、1:50.275。リカルドのペースを上回り始める。 |
| L16 | リカルドのペースが落ち、差が広がり始める。 |
| 3位のペレスがピットイン。ソフトに交換。 | |
| L18 | ライコネンがリカルドをパス。リカルドとベッテルの差は21秒に広がる。 |
| L19 | 3位ボッタスがピットインし、ライコネンが3位に。ベッテルと19秒差。 |
| リカルドのペースは52秒台まで落ち、ベッテルとの差が24秒に。 | |
| L20 | ベッテルがピットイン。スーパーソフトからソフトに交換。 |
| 第2スティント | |
| L21 | ベッテルは、ライコネンの2秒後方、ペレスの6秒前の3位で戻る。 |
| L22 | ベッテルが自己ベスト更新、1:48.654。後ろのペレスがファステスト更新、1:47.980。 |
| L23 | ベッテル、連続で自己ベスト更新、1:48.152。ライコネンやペレスより速いペース。 |
| L26 | ベッテル、2周連続で自己ベスト更新、1:47.993。ライコネンと1秒差に。 |
| L28 | ライコネンがセクター1でベッテルに譲り、ベッテルが2位に。 |
| グリーンウッド「ありがとう、キミ」 ライコネン「彼にプッシュするように言えよ。前にいてほしくない」 | |
| L29 | ベッテルがファステスト更新、1:47.582。 |
| 以後、ベッテルは47.6のペースをキープし、ライコネンとの差を広げていく。 | |
| L31 | ロズベルグのペースが51秒台に落ち、ベッテルとの差が18秒から一気に14秒に縮まる。 |
| L32 | ロズベルグ、再び47秒台にペースを戻す。 |
| L33 | ベッテル、周回遅れでペースが48秒台に。 |
| L38 | 周回遅れの集団を抜け、ベッテルが自己ベスト更新、1:47.461。ロズベルグとは再び18秒差に。 |
| 以後、自己ベストを更新しながら、47秒台前半のペースをキープ。 | |
| L49 | ベッテルが自己ベスト更新、1:47.028。 |
| L51 | ペレスが1コーナーでライコネンをパス、3位に。 |
| ベッテル、2位でチェッカー! | |
リカルドがピットインしたあとステイアウトを選んだシーンでは、どんどん差がつまっていくのでひやひやしましたが、13周目に急にペースが上がってリカルドとほぼ同等のペースになり、これはひょっとしていけるかも?と、ドキドキしながら見ていました。ひっかかっていたビニール袋がどこでなくなったのか分からないのですが、ひょっとすると、それが取れてペースが上がったのかも?!
結局、レッドブルはタイヤを傷めてペースが落ち、アンダーカットを心配する必要はなくなりました。同じ戦略をとったペレスのペースも良かったのですが、ベッテルはペレスよりさらに4周ピットインを延ばし、その間もいいペースを維持していました。
タイヤ交換を終え、ライコネンに追いついてからも、すぐに譲ってもらい、ここはいいチームワークだったと思います。ただ、ライコネンも言っていますが、譲る場所はセクター1より、セクター3の長いストレートのほうが、ライコネンのタイヤが汚れずに済み、ロスも少なくて済んだのではないかという気がします。
昨年のアブダビGPでは、後方スタートだったベッテルが決勝で2回ライコネンに譲りましたが、ラインを外すとどうしてもタイヤが汚れ、そのあと数周はペースが落ちていました。今回のライコネンにも同じことが起きて、ペレスとの差が縮まっていました。そんなときに周回遅れに前をふさがれたので、ライコネンが無線で怒っていたのも理解できます。
ベッテルのほうは、その後もいいペースで危なげなく2位を確保してくれました。金曜日のことを思えば、信じられないほど順調なレース運びで、チームはよく立て直してくれたと思います。
欲を言えば、ライコネンとのダブル表彰台が見たかったですね。ロズベルグとの差は大きく、ペレスとの差は小さかったことを考えると、フェラーリは完全には本領発揮でなかったのだと思います。
ダウンフォースを減らすとタイヤに熱が入らなくなってしまうという問題、早く解決してほしい!
2016年F1ヨーロッパGP 公式記者会見
FIA post-race press conference - Europe
2016.11.24(F1公式サイト)
1位 ニコ・ロズベルグ、2位 セバスチャン・ベッテル、3位 セルジオ・ペレス
【表彰台インタビュー】
司会:エディー・ジョーダン
Q:セブ、カナダでも2位で、ここでも2位だ。フェラーリは完全によみがえったのかな。君のボス、フェラーリ会長に何か言いたいことがあるんじゃないかい? もっと馬力がほしいとか?
セバスチャン・ベッテル:まず、どうもありがとう。アゼルバイジャンにみんな初めて来た。来るまで、どんな感じか分からなかったけど、最高のコースだし、すごく楽しいよ。大歓迎してもらった。このサーキットはすごいよ。「万全の装備」でなきゃ戦えないって感じで。正統派の高速コーナーがあるのに、壁にすごく近い。
今日、僕たちは最高の仕事ができた。昨日も最後にはマシンが生き返っていたけどね。金曜はちょっと苦労したけど、今こうして立っているんだから、素晴らしい挽回だ。連続で2位、カナダから2回続けて表彰台、素晴らしいことだし、ポイントも稼げた。ただ、今週は先週とはちょっと違う感じだったけど。それでも、ペースはいいし、マシンもいい。僕たちは前進している。最高の1日だし、チームに感謝だ。
Q:このサーキットには異なる2つの顔がある。低速区間と高速区間だ。2つの違いを楽しんだかな?
もちろん。特に低速の区間では、縁石と取っ組み合わなきゃならない。それもすごくアグレッシブにね。簡単に足をすくわれかねない。セーフティーカーが出るだろうって賭けて、大金をなくした人も多いと思うよ。とにかく最高のサーキットで、すごくやりがいがある。高速の区間は、すごく狭くて、本当に楽しいよ。
【記者会見】
Q:セバスチャン、君とフェラーリは今日素晴らしい復活を見せたね。でも、左に座っている男(ロズベルグ)のペースには、少々戸惑っているんじゃないかな?
たしかに最高のニュースじゃないけど、週末通して彼らはものすごく速かったからね。既に最初のフリー走行の4周目には、僕たちが丸1日かかってやっと真似できるようなラップタイムを出していた。
僕たちのほうは、金曜はいい1日じゃなかった。ペースが悪くて。マシンの感触は悪くないのに、速くなかった。その後、土曜は大きく変更して臨んで、さらにまた予選前に大きく変更して、おかげでここにいられるような走りができたんだ。状況に対処し、復活し、最終的に2位で終えられた。もちろん、ルイスのトラブルや、昨日のルイスのミスで少し得をした部分はある。メルセデスは2台とも週末通してものすごく速かったからね。でも、結果は結果だ。すごくうれしいし、本当に誇らしいよ。僕たちは冷静さを失わず、チームが力を合わせていい仕事をした。
ただ、キミが3位を守れなかったのは残念だ。彼のおかげで2位を確保できた。あの時点では、まだ残り周回数が多かったし、ルイスがどのくらい速くなるか、ルイスやチェコ(ペレス)がどの程度追いついてこられるか、分からなかった。だから、差を広げることを優先したんだ。セーフティーカーが出なかったのは意外だった。でも、素晴らしいコースだし、最高の週末だった。
【記者からの質問】
Q:(Flavio Vanetti – Corriere della Sera)セバスチャン、レースの序盤に戻るけど、ピットインするよう言われたのに、君はステイアウトのほうがいいと思っていたということで、いいのかな?
そうだよ。ピットインするよう言われた。ピットインしたダニエルに反応するためだ。彼はタイヤにすごく苦労していた。僕たちが彼を抜き、そのあと彼はピットインした。でも、僕のほうは感触が良くて、ペースもまずまずだった。僕はそう思っていたんだ。
結局、僕たちはステイアウトすることに決めた。僕がチームにステイアウトを求めた。タイヤは問題ない感じだし、このまま続けたいって。あの時点で、ダニエルが苦しんでいるのが見て取れたというか。最初の6周か10周で、タイヤがいい感じではなさそうだと分かった。それに、第2スティントがすごく長くなるのもちょっと心配だった。
結局は、大した差はなかったと思う。見ての通り、キミにアンダーカットされて、ポジションを失った。でも、僕たちはチームとしてうまく対処し、僕が後ろに出たときに、新しいタイヤのペースを生かせるようにして、2位を確保できた。
Q:(Livio Oricchio – Globo Esporte.com)モナコとカナダでは、メルセデスと僅差のチームがいくつかあったのに、ここではメルセデスが1周1秒も速かった。それをどう分析している?
彼らのパッケージはここですごく強かったと思う。説明した通り、僕たちは金曜はひどい1日だったけど、挽回に成功して2位で終えられた。これが精一杯だったと思うから満足できるけど、もちろんこの差はうれしくない。
彼らが速かったのはなぜか? 昨日との比較をすれば、彼らはストレートでかなり稼いでいたと思う。たぶん僕たちのウィングがちょっと大きすぎたからだ。もう一つの理由は、僕たちが低速コーナーでかなりロスしていたから。彼らは低速コーナーでのペースを上げられるよう、タイヤの扱い方でうまい手を採っているんだと思う。でも、彼らが何かうまい手を使っているとしたら、僕たちも負けずに同じくらい賢くやる必要がある。
Q:(Jerome Bourret – L’Equipe)昨日の予選やGP2のレースを見た限りでは、クレイジーなレースになるだろうと皆が予想していたけれど、そうはならなかった。その理由を説明できる? より慎重にいったのか、コースが昨日ほど難しいコンディションではなかったのか。
ロズベルグ:きっと、経験が少し増えたからだろうね。経験が増えて、アクシデントを避けることができた。それにGP2からも多くを学んだと思う。みんな見ていたし、あれは大荒れだったから。そこからいくつか学んだからだろうね。とはいえ、やっぱり意外だったよ。
ベッテル:たしかに意外だったけど、質を物語っていると僕は思う。このコースはリスクが高い、危険だと言われていた。それで思い出したことがある。2か月くらい前に、スターリング・モス卿と昼食を取って、すごく楽しかったんだ。“あの”時代には、行く場所はどこもすごく危険だった。でも、それこそがマシンに乗り込む大きな理由だったと言っていた。危険だからこそだって。そうでなければ誰だってできる。そのスリルこそがやりがいだったんだ。
ここには、失敗したらどうなるか考えたくもないようなコーナーがいくつかある。ミスする余地はほとんどない。でも、だからこそ神経を張りつめるし、気を抜かない。それでも、できる限りハードに攻める。僕たちは誰一人として手を抜かなかったと思う。でも同時に、リスクを取るようなバカなアプローチもしない。そんなことをしたらひどい目に遭うからだ。
ペレス:正直、すごく驚いている。このコースがいかに難しいか考えるとね。でも、F1を戦うドライバーの質を物語っていると思う。僕たちが手を抜いていたわけじゃない。みんな攻めていたし、どのブレーキングポイントも、いつ悪いほうに転ぶか分からないと感じていたと思う。どのポイントにもミスする余地はまったくない。ミスしても、数秒ロスする程度で済めば喜べるくらいだ。すごく驚いているけど、全員よくやったということだと思う。誰一人ミスしなかったんだからね。それにすごく驚いているよ。
ベッテルは、リカルドがタイヤに苦しんでいるようだということをつかんでいたんですね! ドライバーがこういうフィードバックをできれば、戦略を組み立てる上でも非常に大きいと思います。
荒れたレースになる、絶対にセーフティーカーが出るだろうと言われていたのに、F1ドライバーはその予想を覆してみせました。3人の答えには、それぞれになるほど!と思うことがあり、F1ドライバーの学習能力、対応力、集中力に改めて感心しました。
モスから聞いた話を思い出したというのは、ベッテルらしいなーと思います。時代は変わっても、ドライバーが戦っているレースの世界には、共通点がいろいろあるのかもしれません。
ベッテル、ル・マンの結果を聞く
記者会見で、会場の記者から質問を募る場面に移ったときに、ベッテルは手を挙げてル・マンの結果を質問していました。
司会:質問に移ります。名前と所属を忘れずにお願いします。(ベッテルの挙手に気付き)おっと、セバスチャン(笑)。
ベッテル:スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルです。誰でもいいけど教えて。ル・マンは誰が勝った?
(ポルシェ)
ベッテル:一体どうやってトヨタが負けるんだ?
(最終ラップで)
ベッテル:!!!(固まる)えっ…リタイアした? そんな…(呆然)。F***…ごめん!
ベッテル、2秒ほど口が開いたままです…。普通のモータースポーツファンと同じ気持ちでいてくれるんだな、となんだかウルッときました。
呆然ともなりますよね。「ポルシェ」と聞いたときは、まだ信じていない様子。冗談だと思う気持ちも分かります。
わたしはトヨタがトップなのは知っていましたが特に見ていなかったのに、そのわたしでさえ、F1のスタート前にツイッターで「スローダウン!」「止まった!」と続々と流れてくるのを見て、F1どころではなくなりました。フォーメーションラップ中は「F1に集中!」と言い聞かせていましたが。
日本に限らず、世界中のファンや記者が、トヨタのリタイアを嘆いていました。レースは時に残酷です…。
動画:ヨーロッパGP後のベッテルのインタビュー
(隣のレポーターに「悪いね…」という顔)
Q:セバスチャン…。彼は(インタビューが)取れなくてもいいのよ。顔を見れば分かる(笑)。
メルセデス1台を倒したけど、今日はこれが精一杯だったと思う? あれだけ長いストレートがあるし。
いや~…現実的に見れば、彼らはすごく強かったからね。ニコは最初の2周くらいでバカみたいに差を広げていって、あとはその差をキープしていた。セーフティーカーが出なかったのは意外だったけど(笑)、彼らはすごく強かった。それを称えるよ。素晴らしい週末にして、すごいペースだった。
でも、僕たちも金曜日を考えれば素晴らしい挽回をした。チームで力を合わせていい仕事をしたと思う。ちょっと残念なのは、ダブル表彰台にできなかったことだ。でも、あらゆる手を尽くした。
僕はもっと早めにピットインするはずだったけど、タイヤの感触が良かったから、ステイアウトして、レッドブルにアンダーカットされるリスクを取った。スーパーソフトでのペースが良かったから、彼を抑えることができた。キミに対してはポジションを失ったけど。キミはすごくフェアだった。チームとして、僕を前に出してくれて。あの時点では、とにかく飛ばし続けて、後ろとの差を広げようとしていたんだ。フォース・インディアやメルセデスが脅威だったから。ルイスに何があったのかは知らないけど、今週末のペースを見れば、間違いなく脅威だった。
Q:チームでのあなたの影響力を示すものなのかしら。ピットインしろと言われたときに、いや、感触がいいからもう少しステイアウトしたいと答えていた。結局それが正しい判断だったわけで…。
いや、正しいとか間違っていたとかいうより、結局のところ大差はなかったよ。早めにピットインしていたら、アンダーカットはされず、すぐにポジションを取り返せた。ただ、終盤は少しペースが悪くなっただろうけど。タイヤが少し古くなるから。僕はリスクを取る覚悟があった。レッドブルにアンダーカットはされるだろうけど、コース上で抜ける自信があった。結局、その必要はなくて済んだし、より新しいタイヤで最後までいいペースを維持できた。
Q:最後に1つ聞きたい。今の無線ルールは正しいと思う? それとも、チームが話せることを制限しすぎだと思う?
正直な答えが聞きたいなら言うけど、ジョークだよ。だって大した違いはないんだから。こっちから聞きたいけど聞けないことはたくさんある。同じように、チームも教えたいけど教えられないことがたくさんあるだろう。別に(苦笑)、どうなっているか教えたからって速くなるわけじゃない。でも(苦笑)、別の見方をする人もいるんだろうね。言ったように、別に何の違いもないよ。ただ、放送される無線が減るだけ(苦笑)。ファンに伝えられるものが減るだけだと思う。
ベッテルは、アンダーカットされるのは覚悟の上で、スティントを伸ばすほうを選んでいたんですね。たしかに、今回のレースでは、結果的にどちらの戦略でもそれほど差はありませんでした。ライコネンもタイヤは最後までもっていたようで、響いたのは燃費セーブだったようです。
無線ルールの話では、何度もシニカルな笑いを浮かべているベッテル。わたしもベッテルの言う通りだと思います。事実、今シーズンは放送される無線が明らかに減りました。去年までは、F1アプリ購入者が聞ける無線は国際放送で流れるものより多かったのですが、今年はほとんど同じで、全体としても数は激減しています。
動画:セルジオ・マルキオンネのインタビュー
今回のレースでのセッティングや、開発上の課題などについて話しているので、会長のインタビューを紹介します。
(0:55~)
Q:毎回聞いていますが、フェラーリに対する評価を。ここ数戦を見て、チャンピオン争いの可能性について、どう見ています?
2つ。まず、チャンピオン争いはまったく分からない。誰にも勝つ可能性がある。ここ数戦で、可能性が大きく広がったと思う。フェラーリがチャンピオンを獲得する可能性は今もある。
できるかどうかは、このマシンをコントロールできるかどうかにかかっている。まったく新しいマシンで、シャシーもエンジンも新しい革新的な技術に基づいている。エンジンのトラブルは序盤数戦で解決したかったんだが、長くかかってモントリオールになった。オーストリアまでには完全に解消したいと考えている。
だから、その点は気にしていない。私が気になるのは、ずっと引きずっているダウンフォースかタイヤの温度かという問題だ。金曜は、様々なセットアップや解決策から何がうまくいくかを試した。最終的な解決策が見つかったのは、土曜のFP3だ。それで昨日の結果になった。こういったプロセスをたどっているんだ。
パワーユニットやエンジンは追いついている。残りをまとめられれば、ちょっとやそっとでは倒せないマシンに化けるだろう。そう期待している。それが質問の答えだ。
Q:なるほど。前回、ドライバーを高く評価していることを聞きました。キミもセバスチャンもいい結果を出していると。同じ組み合わせを続けてもいいと思っているのでは…
私はぜひキミをキープしたい。キミもよく分かっている通り、決断は――下すのは私ではないが――彼のパフォーマンス次第だ。そういう世界だよ。私も同じ立場だし、誰もがそうだろう、しかたがない。今朝、幸運を祈ると声をかけた。彼は楽しくやっているようだ。今朝少し腹痛があったようだが、大丈夫だったんだと思う。昨日もよくやっていた。両ドライバーとも素晴らしいスタートを決めていた。
Q:ほかに、いい印象をもっているドライバーはいますか? 同じセルジオという名前のドライバーが予選2位でしたが…
才能豊かなドライバーは大勢いるよ。憶測はやめようじゃないか。
そうですね、ダウンフォースとタイヤの問題、早く解決してほしい! マルゲリータが最強女王に化ける日を待っています!
ベッテルも言っていますが、カナダと今回と、同じ2位でも中身はずいぶん違いました。次はぜひ、カナダのような接戦で、今度こそ表彰台の真ん中に立ってほしいですね! きっとやれると信じています!
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