どうも、ポニョです。
発作的に羽田への飛行機を予約してしまった私。
銀座・ヴァニラ画廊で行われている『シリアルキラー展』へ行ってきました。
こちらは銀座8丁目、新橋寄りの雑居ビル内にあるちょっと特殊なテーマの展示をしている画廊。
この前『ラブドール』の展覧会をして話題になった場所でもあります。
もっさりと蔦の絡まる飲食店(?)の横にある雑居ビルに入り、階段を下りて地下2階へ。
階段下で入場料1900円を払い、いわく付きの絵画達と対面します。
ちなみに道に迷われたりビル入るのにためらわれたりしたら、どう見ても『銀座ぽくない』サブカルやゴスっぽい雰囲気の方々について行けば大丈夫かと思われます。たぶん。
内部はかなり狭め。
人に当たったりするので、大きなリュックやショルダーは持ち込まない方が無難ですね。
入場料高めではありますが、作者の経歴と犯した犯罪、展示品が載った立派なパンフレットも付いてるので妥当な線ではないでしょうか?
※当然ですが内部は撮影禁止です※
この展覧会は、シリアルキラー=連続殺人犯が書いた絵画や自筆を集めたもの。
自画像・自然・空想上の生物などと被写体も表現方法も様々ですが、どれもみな独特の力が感じられる代物です。
プロ顔負けのものから稚拙な絵まで、技量は人によって異なりますが、共通するのは『俺を見ろ』とでも言いたそうな、こちらを射抜くような鋭い視線。
強すぎる目力は興味本位で近づく者を捕らえ、魅惑と畏怖と嫌悪の入り混じった感情で動けなくさせます。
おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。
フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』より
そう、まさにこの有名な言葉そのものを感じたのです。
精神の根っこを揺さぶるような衝撃。
私個人としては、デメリット考えると詐欺と横領以外やる意味ないと思ってるのですが......そういう『自分は殺人なんて関係ない、ただの小市民』にすら響くものがある絵画の数々。
価値観が揺さぶられる品物ばかりなので、見て損はないと思いました。
ちなみに展示品はかなり『引っ張られる』力を持つものばかりなので、精神状態マズい時には行かない方が無難です。
自分もかなりやられたので、見てから速攻で喫茶店こもりましたw
株その他の利益確定してから見たので問題ありませんでしたが、もしイギリスEU離脱による超円高で蓄え吹っ飛んでいたら......もしかすると、どこかの路線止めるハメになっていたかもしれません。
もしかすると、ですが。
シリアルキラー展@銀座へ行ってきた。
— ポニョ。 (@ponyo74) 2016年6月24日
すごかった。精神にきた。
ビール飲んで厄払いする。 pic.twitter.com/Y806DFI5E7
展示品の横には作者の経歴と犯した犯罪内容があるので、予備知識なくても安心。
(あった方がより深く感じるものはありますが)
そこまで『物理的に』グロかったりエロかったりする絵も少ないので、スプラッタ大好き♡という訳じゃない人でも大丈夫かと思われます。
まあ、進撃の巨人とか東京喰種とかダメなレベルだったら辞めといた方がいいかな?という感じですかね?
元FBIの方が書いた連続殺人犯についての本。
古典といってもいいかも。
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: ロバート・K.レスラー,トムシャットマン,Robert K. Ressler,Tom Shachtman,相原真理子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/12
- メディア: 文庫
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ヴァニラ画廊のHP。
ヴァニラ画廊 -Vanilla Gallery -
では、今日はこのあたりで。